キョーラク株式会社と株式会社SMPテクノロジーズが、共同開発した人体に優しく医療・教育分野で使用可能な3Dプリンタ用の形状記憶フィラメント「SMP55」を、キョーラクの3Dプリンタマテリアルブランド「フィラメント工房」より発売した。価格は6,600円(税込/送料・手数料込)。
「SMP55」は、温めることで軟化して容易に形状を変形できると共に、変形後に再び温めることで元形状に回帰する性質を持つ特殊フィラメント。また形状記憶特性だけではなく生態適合性があり、人体に優しい素材のため「メガネ」「ギプス」「注射針」「下着」など直接肌に触れる製品にも多く採用されている。SMPフィラメントを3Dプリンタで使用した際の性質は以下のとおり。
(1)3Dプリンターで造形された形状を記憶する【元形状】
(2)お湯などでガラス転移点以上に温めると、やわらかくなって形を変えることができる(冷やすとそのまま固定)【変形】
(3)もう一度お湯で温めることで、造形された元の形状に戻る【変形】→【元形状】
■形状記憶フィラメント『SMP55』詳細
製品名 :SMP55
素材 :形状記憶ポリウレタン
サイズ :100m(約300g)
価格 :¥6,600(税込/送料・手数料込)
販売ルート:各3DプリンターメーカーHP、SMPテクノロジーズHP、キョーラクHP