2010年代に入ってから80年代懐古が流行ってるっぽいですが、その中でもiOS向けドライブゲーム「Neon Drive - '80s style arcade game」はかなり良い線いってると思います。起動して一番最初に現れる画面からいきなりこれ。80年代のアーケードゲームそのものです。
そしてスタート画面をタップするとこれ。この形!80年代のアーケードゲームってこんな形状だったんですよ。このようにアーケード筐体として表現されているステージから好きなものを選択してプレイできます(最初は一部ロックされています)。
ゲームの内容は、テクノ音楽を聴きながら80年代風のスーパーカーを左右スワイプで操作してネオン空間の中を障害物を避けながらドライブするというもの。80年代当時の「クール」を現在の技術で表現したグラフィックがとにかく見応えがあるのですが、見とれてばかりいると障害物にぶつかって即死するので要注意です。
グリッド表示だけの広々したサイバー空間は無機質かつ美しく、どこかディズニーのCG映画「トロン」を彷彿とさせます。
しばらく走っていると遠くにネオン街が見えてきました。この摩天楼の表現も80年代によくありましたよね。ゲーム自体は、ひたすら何回もプレイして障害物のパターンさえ覚えてしまえば後は楽なのでぶっちゃけ”覚えゲー”です。一回でも障害物に触れたらすぐにゲームオーバーになってしまいますが、スタミナ制ではないので好きなだけリトライできます。何回もプレイしていると、障害物の構成とBGMが一致していることに気付き、音ゲーのような感覚が味わえます。あとプレイしているうちに無性にTMNに改名する前のTMネットワークの楽曲を聞きたくなってきます。
先に進むと遙か先に見えていたネオン街が近づいてきて風景が切り替わるのですが、この風景の変化もBGMとリンクしていて気分が盛り上がります。BGMも80年代テクノなのですが、本当に音楽を聴きながらドライブしているかのようです。
…と思っていたら突然視点が変わりました!なぜか見下ろし視点になり、今後は対向車を避けるゲームにチェンジ。なお、どのステージにもこんなお遊び要素が1種類ずつ入っているので、それぞれ全く印象が異なって見えます。
他のステージはこんな感じ↓
ゲームオーバー時に動画広告が表示され、それを閲覧すると1度だけ失敗したところからリスタートできますが、この雰囲気にどっぷり浸かりたい場合は広告削除を購入してからプレイするのもアリでしょう。雰囲気ゲーとしてもオススメです。
広告削除の課金画面にいる変なロボットも実に80年代風。