宇宙開発・研究機関である欧州宇宙機関(European Space Agency、以下ESA)が、仏Parrotが、同社が販売するAR(拡張現実)ラジコンヘリ「Parrot AR.Drone 2.0」でプレイできるiOS向けのゲームアプリ「Astro Drone」をリリースした。ダウンロードは無料。
ESAはヨーロッパの19カ国が参加する宇宙開発・研究機関で、人工衛星打上げロケットの開発や民間衛星の打ち上げなどを行うアメリカのNASAと肩を並べる宇宙機関。
今回リリースされた「Astro Drone」はESAのクラウドソーシング・プロジェクトの一環で、ユーザーはParrot AR.Drone 2.0を宇宙船に見立てて国際宇宙ステーションのドッキング・ポートへ誘導するシミュレーションが体験できるが、プレイ後に一番良いスコアの飛行データをESAに送信するよう求められる。こうして集められたデータは、実際にロボットの距離測定機能とナビゲーション機能の改善に利用されるという。