アメリカ・ハワイのAvatar Reality社が、同社が運営する3D仮想空間「Blue Mars」のブログ内でクライアント低負担サービス「OTOY」を使用したBlue Marsのプレイデモ動画を公開した。そこではiPhoneやMacでBlue Marsを操作している様子を見ることができる。
「OTOY」は米カリフォルニア州に拠点を置く企業で、3D仮想空間や3DMMO、3Dアニメーションなど通常“重く”なりがちな画面の作成をサーバー側で行い、それをブラウザにてストリーミングで表示するという「サーバサイドレンダリングサービス」を提供している。表示だけでなくブラウザ上で「操作」も行え、またプラグインや専用ソフトのダウンロードなども必要無いので、ユーザーはハードの別なく3Dを楽しむことができる。
上記の動画では、現在Avatar Reality社にて正式サポートされていないMacとiPhoneのほか、普通ならスペック不足でちゃんと操作できなさそうなThinkPadでBlue Marsを操作している光景が見られる。OTOYとBlue Marsの連携や提携についてまだAvatar Reality社からプレスリリースなどは出ていないが、この方法が普及すれば、これまでBlue MarsをプレイしたくてもPCのスペックの関係であきらめていた人も簡単にBlue Marsの世界を楽しめるようになるだろう。
Blue Mars公式ブログの記事はこちら
http://blog.bluemars.com/2010/11/blue-mars-runs-on-cloud-remote.html
TechCrunchの記事はこちら
http://techcrunch.com/2010/11/08/blue-mars-looks-to-otoys-clouds-to-take-3d-worlds-mainstream/