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【レポート】セカンドライフを使ってPVを作ろう!テンプル大学の授業にお邪魔しました

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4月2日(金)、東京・麻布にあるテンプル大学ジャパンのサイバーメディアクラスで行われたセカンドライフを使用した授業にお邪魔した。

テンプル大学ジャパンは、外国大学の日本校として初めて文部科学省から指定を受けたアメリカの総合大学(メインキャンパスはアメリカ・ペンシルベニア州のフィラデルフィアにある)。そのため学内には海外からの留学生も多く、授業も基本的に全て英語で行われている。
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このサイバーメディアクラスでは現在「セカンドライフを使ってプロモーションビデオ(PV)を製作する」という授業を行っている。アメリカにいるHip HopアーティストのLegrandさんのPVを、遠く離れた日本から、それもセカンドライフを使用したマシネマとして撮影するというものだ。
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ちなみにクラスの学生さんのほとんどはこの授業を受けるまでセカンドライフの経験が無く、当然マシネマの撮影に必要なオブジェクトやアバターのスキン、服、アニメーションなどのアイテムも一切持っておらず、ほぼ0からこのプロジェクトを進めているそうだ。
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この日の授業の内容はPV撮影のリハーサル。クラス全員がセカンドライフにログインして同大学のSIMに作られたステージに向かい、本番撮影の打ち合わせを行う。
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こちらがこのPVの主人公であるLegrandさんのアバター。見てお分かりかと思うが、アバターのスキンが鉛筆でラフに描かれた手描きのデッサンになっている。デジタル空間の中に1人”手作業”の質感のアバターが登場するだけで、一気に個性的な「絵」が出来上がる。
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その”手描きスキン”の実物原稿がこちら。本当にセカンドライフアバターのスキンテンプレートの形(つまり人体の展開図)のとおりに鉛筆で描かれている。こちらもクラスの学生さんの手によるもので、当初はもっと緻密な描画だったのだが、セカンドライフにアップロードして使用したところ緻密過ぎて手描きの質感が分かりにくくなってしまったとのこと。そこで敢えてラフな描画にしたそうだ。
尚、製作したPVは完成後YouTubeにもアップロードされる予定とのこと。完成のお知らせが届き次第またお伝えしたい。

Second-Life and the Future of Music Industry
http://sl-music.info/

テンプル大学ジャパンキャンパス
http://www.tuj.ac.jp/defaultj.html

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