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【CEATEC JAPAN 2008レポート】3Di、「3Di OpenSim」(Standard版)の新製品発表会を開催

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アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2008」の2日目である本日、3Di株式会社が「3Di OpenSim」(Standard版)の新製品発表会を行った。

【CEATEC JAPAN 2008】3Di、「3Di OpenSim」(Standard版)の発売発表会を開催
「3Di OpenSim」(Standard版)は、世界初となるOpenSimベースの商用版3D仮想空間サーバーソフトウェア。企業や教育機関が独自にサーバーを持ち、空間・アバターとも自由にカスタムしてオリジナルの仮想空間を構築できるというもので、ビジネス向けのリアルな世界観からデフォルメされたアニメのような世界観まで、自由自在に仮想空間を作ることが可能だ。
【CEATEC JAPAN 2008】3Di、「3Di OpenSim」(Standard版)の発売発表会を開催
発表会の冒頭、まずngi group代表執行役社長CEOの小池聡氏が登壇し、3Dインターネットの概要と今後の展望について語った。氏は3Dインターネットを「Webブラウ以来の技術革命」であるとし、これこそが次世代のインターネットサービスを担うビジネスであると解説した。、また氏はインフラがクローズドな「パソコン通信」からオープンな「インターネット」へ進化した歴史を振り返るとともに、それを現在の3Dインターネットの現状と比較。そして「現在のメタバースはクローズドな空間で標準化されていない。しかしこれからはクローズドでは絶対に生き残れず、標準化は不可欠。」と語った。
【CEATEC JAPAN 2008】3Di、「3Di OpenSim」(Standard版)の発売発表会を開催
【CEATEC JAPAN 2008】3Di、「3Di OpenSim」(Standard版)の発売発表会を開催
続いて、3Di株式会社取締役/CTOの鎌田卓氏より「3Di OpenSim」(Standard版)の製品概要が説明された。
同製品の主な特徴は
・仮想空間自社サーバーで構築可能
・マーケティングデータの取得・分析が可能
・ユーザー管理機能付き
・他システムとの容易な連携

の4点。3D行動解析が同梱されているので、仮想空間の構築だけでなく、その中でユーザーがどのような行動をしたかを詳細に分析することもできる。
具体的な利用例としては、不動産のモデルルームや子供向けのオンライン学習サービス、キャラクターコンテンツの提供、会議やスタッフ教育を行う社内イントラネットなど幅広い用途が考えられるという。
そして氏は今後の取り組みとして、Webベースのブラウザビューワの開発と次世代ネットワーク(NGN)への対応、大規模利用者向けのサーバークラスタリングの開発に注力すると語った。
「3Di OpenSim」(Standard版)の価格(年間ライセンス)は税込で525,000円。
この後、発表会場のすぐ隣にある同社の出展ブース内にて「3Di OpenSim」の説明会&デモンストレーションが行われたが、発表会のすぐ後ということもあってかブース内に入りきれないほど多くの参加者で賑わっていた。
【CEATEC JAPAN 2008】3Di、「3Di OpenSim」(Standard版)の発売発表会を開催 【CEATEC JAPAN 2008】3Di、「3Di OpenSim」(Standard版)の発売発表会を開催
【CEATEC JAPAN 2008】3Di、「3Di OpenSim」(Standard版)の発売発表会を開催 【CEATEC JAPAN 2008】3Di、「3Di OpenSim」(Standard版)の発売発表会を開催
ブース内の様子
尚、10月2日(木)・3日(金)の14:00 ~ 14:30に、会場内の「デジタルコンテンツビジネスパーク・プレゼンテーションステージ」にて同社の事業統括本部長である石津直彦氏によるメタバース・ビジネスセミナーの開催も予定されているので、興味のある方は是非見に行ってみてほしい。
3Di株式会社
http://3di.jp/
3Di OpenSim
http://3di-opensim.com/
CEATEC JAPAN 2008
http://www.ceatec.com/
新商品発表会の様子(一部)

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