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米イングリッシュロビン、日本人居住区3SIMの経営権を取得

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米イングリッシュロビン、日本人居住区3SIMの経営権を取得

イングリッシュロビンが、セカンドライフ内の個人ユーザーによって所有されてきた”中部地区”日本人居住区3SIMの経営権の取得を明らかにした。今後はリアルに大学や企業と連携してSIMを発展させるという。

同社が経営権取得を明らかにしたのは、「Nagoya Sakae Japan」「Nagoya Meieki Japan」「Nagoya Sakae Kita」の3SIM。今後これらのSIMは新しいマネジメントの元、「セントラルジャパン」と命名され、リアルの大学や企業と連携し、リアルでも使用できるサービスの提供を計画しているとのこと。
同社社長のタイチ・フォックス氏は、「現在のセカンドライフはまだプリミティブ(初歩的段階)なものであり、ウェブの初期段階に見られたものととても良く似ている。企業からユーザーへの一方的な宣伝、ユーザー同士のチャットなどウェブの創世記に見られたものに近い。そしてウェブが本格的に飛躍したのはアマゾンやYahooなどの会社がウェブを双方向のメディアに置き換わってからだった。以上のことから、今後の仮想空間は必然的に現実に役に立つものになるのではないか。例えば、仮想空間に本屋があったとすると、本棚の流し見ができ、本の立ち読みができ、同じコーナーに同じ興味を持つユーザーがいて、ユーザー同士で本の紹介や批評をしあうことができる。本の著者と会話ができたり、現実世界に本が届くのも重要なファクターのひとつになり得るだろう。実際、この変革にはまだ時間がかかるかもしれないが、今の日本で一番活気のある地域である中部エリアからこの変革を起こしたい。」と語っているという。
現在同社では同3SIMへの入居者を募集している。入居は中部地方以外の企業や個人でも可。また日本国内の提携会社にてセカンドライフ初心者へ実際に企業を訪問しての初級者講習なども行っている。

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