毎年東京ゲームショウのシーズンになると、その開催に合わせて様々なサイドイベントやパーティが各地で行われます。ただでさえ東京ゲームショウ本編への参戦だけで忙しいというのにみんな元気！今回私は9月21日（木）に東京・六本木にて開催されたgumi、AppLovin、adjust三社主催による「THE 2017 TGS AFTER PARTY」にお邪魔してきました。
会場は、普段秋田県なんてクソ田舎に住んでいる身には敷居が高過ぎるシャレオツなクラブ「DiA Tokyo」。2フロアあり、2階が一般参加者も入れるゲーム＆デモのフロアで、3階が限られた紹介客しか入れないVIPフロアになっていました。
パーティのタイトルは「THE 2017 TGS AFTER PARTY CASINO ROYALE」、カジノ？？？
そう、このパーティの一番の目玉はカジノゲームでした。とは言えもちろん本物をお金を使ったギャンブルではなく、入場時に配布されるチケットを使用した疑似的なゲームで、勝つと主催および協賛企業が提供した様々な限定ノベルティグッズと交換できました。私はポノスの「にゃんこ大戦争」のグッズが欲しくて一気に賭けに出たのですが、結果は残念ながら全て負けてチップがパーに…
しかし私的なこのパーティの一番の目玉は別フロアに設けられていたVRデモコーナーでした。こんなシャレオツなクラブでのパーティでもVRがフィーチャーされるなんて、ゲーム業界に於けるVRに対する興味と感心の高さが伺えるというものです。
ここで私はMyDearestが開発するVRノベル「FullDive novel: Innocent Forest」と、今秋リリース予定のVRコミック「FullDive MANGA: 夢の相談所」を試遊してみました。
「FullDive novel: Innocent Forest」は、”VR×ライトノベル”をコンセプトとした究極没入型のコンテンツ。物語のビジュアルが自分の周囲360°に展開しつつ目の前にテキストが表示されるという独特のUIが特徴で、物語の「世界観」に没入しながら文章を読んでいくという新しい読書体験が楽しめます。「文章を読む」という行為自体は従来の読書と変わらないのですが、自分の周りに物語の挿絵が表示されるため、まるで自分自身が物語の主人公になったかのような感覚を味わうことができますす。ビジュアルに囲まれながら読む小説って真の意味で「ビジュアルノベル」なのではないでしょうか。ちなみに登場キャラクターには声優さんによるボイスも実装されています。
一方「FullDive MANGA: 夢の相談所」は漫画とVRを組み合わせたコンテンツで、こちらもキャラクターボイスが実装されています。従来の2D漫画のコマが動き、加えて一部シーンがVRアニメーションとなっている「Original(仮)」と、まるで映画のように漫画が展開していく「Type CINEMA(仮)」の2パターンの鑑賞モードが用意されており、「Type CINEMA(仮)」では、以前このサイトでもご紹介したVRショートアニメ「博士と万有引力のりんご」を製作したクリエイターのKA0RUさんが開発に参画しているとのこと。この2つの鑑賞モードにより、同じストーリーの作品でも全く異なるVR体験が楽しめます。
【やってみた】絵本のような幻想的なVR短編アニメーション「博士と万有引力のりんご」
なお、これらMyDearestの開発タイトルは東京ゲームショウ本編のVR/ARコーナーにも出展されています。おそらく世界初であろう”VRで読書”というジャンルを是非いち早く体験してみて下さい。