米ロサンゼルスに拠点を置くWevr（旧WEMO MEDIA）が、これまで同社が運営していた”海洋”3D仮想空間「The blu」をVRヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」製品版の出荷に合わせてVRコンテンツとしてリニューアルする。
「The blu」は、ユーザーが魚やサメ、クラゲなどの海洋生物になり海の中を泳いで探検できる3D仮想空間。学習にも利用できるほど実際の海を正確に再現した美麗なグラフィックが特徴で、2012年5月に正式サービスを開始して以来、課金アイテムの売上を環境保全の活動を行う各種非営利団体に寄付する慈善活動も行ってきた。その活動が評価され、ソーシャルグッドなサービスを表彰するGoodyAwardsにて「Eco Goody賞」を受賞している（過去記事はこちら）。
現在運営会社のWevrはAR/VR分野のビジネスにシフトしており、VRコンテンツネットワーク「Transport」を提供している。それに伴い「The blu」もVRコンテンツ「TheBlu: Encounter」として大規模リニューアルを実施。一人称視点で80フィートのシロナガスクジラを間近で見たり、沈没船の上に降り立ったりとPC向け仮想空間よりも迫力のある体験ができるという。