「INKS.」は、「普通にゲームをプレイしているだけで世界で1枚だけの抽象画が描けてしまう」アート性の高いiOS向け水彩画風ピンボールゲームです。
ステージは一見白を基調としたシンプルなピンボール台。ゲームシステムは普通のピンボールなので、プレイヤーがやることは画面左右のフリッパーをタップしてボールを弾くだけです。
そして弾いたボールをピンボール台に配置されているカラーブロックに当てると、破裂音と共にインクが飛び出してキャンバスをカラーインクで染め上げます。しかも飛沫や色同士のにじみまで本物の絵の具の再現されていて超リアル!次々とボールをカラーブロックにぶつけてピンボール台を染め上げる演出は実に快感です。
全てのカラーブロックからインクを噴出させたらそこでクリア!ボールは自然と穴へ戻っていきます。クリアまでにいかに美しい抽象画を描くかがゲームのポイントです。まさにピンボール台は白いキャンバスなんですね。
こうして”描いた”作品のスクリーンショットはTwitterなどへ投稿することができます。
最初のステージをクリアするとそれ以降のステージが開放されていきます。最初は真っ白だったキャンバスも…
ゲームをプレイし続けることでカラフルな作品となり、まるで作品を描き貯めたスケッチブックのように変化します。インクの飛び散り方やにじみ方は、ボールがぶつかるときの勢いや角度によって変わるので、同じ作品ができる確率は非常に低く、事実上”一点もの”の作品ばかり。
なお、ボールは無限に使えるので「◯個まで無料で以降は課金」というシステムではありません。ただし最初に出てくるボールは黄色、次は薄青、その次は茶色とボール自体にも色が付いており、さらに4個目以降は黒のみ。つまりボールをたくさん消費すればするほど色が濃くなり、クリアするまで何度も飛ばして色を混ぜれば混ぜるほど濁って黒っぽくなっていきます。特にペナルティはありませんが、鮮やかで美しい”作品”にするためには、なるべくボールを消費せずに早くカラーブロックを潰さなければなりません。
例えばこのステージは、クリアに手こずったせいでピンボール台が真っ黒になってしまった典型的な例。ボールの軌道が黒い線として残り、さらにインクも混ざってどす黒くなってしまいました。このようにあまりにもクリアできない時は…
画面をタップして一時停止し、イナズマのアイコンをクリック。
このイナズマはプレイの際にもらえるゲーム内通貨「クレジット」で、これを使って便利機能を開放します。
このステージでは、ボールが両フリッパーの隙間から落ちていかないようにするブロックと、ボールがスローになって軌道が表示される機能を2つを一度に使ってみました。そしたら…
あっさりクリア。
このようにあまりにもクリアできない時はさっさと便利機能を使うのもアリでしょう。
ただ単にステージをクリアしていくだけでなくプレイした後に自分だけの作品ができるのは、クリアとはまた違った達成感や満足感があります。最初にアプリを購入すると60ステージをプレイでき、さらに120円の追加課金で先のステージが開放されます。見ての通りステージが進むと多段フリッパーや落とし穴、跳ね返りボールなどの仕掛けが増え、ステージの構造自体も複雑になり派手な作品が描けるようになります。クリエイティブなゲームが好きな人は是非プレイしてみて下さい。
現時点ではiOS版しかないようです。Androidユーザーの方は残念!