ソフトバンク株式会社とPayPalが、共同で日本でグローバルモバイル決済ソリューション「PayPal Here」を推進する合弁会社「PayPal Japan」を設立する計画を発表した。日本での「PayPal Here」導入はアメリカ、カナダ、香港、オーストラリアに続いて、世界で5番目となる。
「PayPal Here」は、スマートフォンのイヤホンジャックに挿すカードリーダーと無料のモバイルアプリを使って、クレジットカードやデビットカード、PayPalによる支払いを受け付けできるサービス。これまでコスト等の問題でクレジットカードの導入が難しかった中小規模事業者も、PayPal Hereを利用することでスマートフォンを使ってクレジットカードなどの決済を行うことができる。
ソフトバンクとPayPalはそれぞれ10億円ずつ出資し、合弁会社への出資合計額は20億円となる。役員は両社3名ずつ計6名となり、ソフトバンク側からCEOとしてソフトバンクモバイル取締役常務執行役員 喜多埜裕明氏が就任する。