大人気ゲームアプリ「Angry Birds」を提供しているフィンランドのRovio Entertainmentが、11月30日(水)にフィンランド大使館にて業界関係者向けのレセプションを開催しました。
当日の玄関の様子↑
拡大図
門前にAngry Birdsのメインの鳥「レッドバード」のぬいぐるみがポツーンと…。それ以外に看板や案内などは特になし。このまま入ってもいいのかな?と恐る恐る入ってみると…
木の上にブルーバード(途中で3匹に分裂する鳥)が!
そしてそこらじゅうにレッドバードが!
玄関前ではグリーンバード(カーブする鳥)がお出迎え …と門から玄関までの至るところに鳥のぬいぐるみが置かれ、参加者の目を楽しませていました。 そして中に入ると…
アングリーバードの巨大クリスマスツリーが。オーナメントはもちろんAngry Birdsのレッドバードと豚です。
そして室内にもぬいぐるみがいっぱい。もう大使館じゅうが丸いモフモフしたものだらけになっていて、自然に顔が ( ´ ▽ ` ) こんなふうになってしまいます。
「Angry Birds」は当サイトでも何度も紹介してきたのでご存知の方も多いかもしれませんが、元々は2009年12月にリリースされたiPhone向けのアクションゲームアプリです。パチンコで様々な種類の鳥を飛ばして豚小屋(というか様々なオブジェクトで構成された障害物)を崩して豚を倒すという単純な内容ながら、直感的なUI(ユーザーインターフェース)と中毒性の高いシステム、個性的なデザイン、小まめなアップロードによるステージの追加などがウケて全世界で大ヒット。今ではiOSアプリだけでなくMacアプリやAndroidアプリ、Nokia Oviアプリ、Whindows Phoneアプリなどありとあらゆるプラットフォームに展開しており、総ダウンロード数は5億回を超えています。さらに現在はゲームだけではなく、ぬいぐるみや服飾品、書籍、文房具などグッズ展開も活発に行っています。
今回のレセプションは、Rovioの日本市場への本格展開をアピールするために行われたもの。レセプション開始と同時に…
こんな超かわいいカップケーキが配られました!もちろん上に乗っかってる鳥や豚も食べられます。でも食べるのがもったいない!(食べましたが)
レセプションの冒頭ではまずアジア地域担当のHenri Holm氏がスピーチ。「Angry Birdsは世界中で展開していますが特にアジアで大人気です。我々は各国のパートナーとの関係を大事にしており、地域ごとの事情もパートナーとの協力で乗り越えたいと思っています。またゲームのヴァーチャルな世界だけでなく実物のグッズを販売することで、ヴァーチャルとリアルを結びつけた楽しさを提供していく取り組みも行っています。日本でもゲーム以外にマンガや映画、ライセンス商品など様々な方向に展開してブランドをアピールしていきたいです。」と日本でのビジネスの抱負を語りました。
次にグッズ開発ディレクターであるHarri Koponen氏がRovioのグッズビジネスについて説明。「我々はパートナーもゲームのファンもビジネス上の関係というより親しい友達のように思っています。また収益化の前にまず品質を最重要視しており、彼らからの意見を積極的に取り入れ、それを早く反映して品質の向上を計っていきたいと思っています。今後はファンとゲーム、実物のグッズを組み合わせて繰り返し長く楽しめる”ゲームオーバーのない”仕組み作りを日本でも行いたいです。」と語りました。
なお、Rovioは既にフィンランドに公式グッズのショップをオープンしていますが、近日中に中国の上海と北京にもオープンする予定があるとのこと。日本でも人気が出ればショップ出店を検討するかもしれないそうです。
そして最後に特別ゲストが!
被災地視察で来日しているフィンランド外務省のAlexander Stubb欧州・貿易相が登場!「Rovioはフィンランドで今一番ホットなベンチャー企業で、Angry Birdsはキャラクター世界に於けるフィンランド発の最新キャラクターです。私もAngry Birdsの大ファンでプライベートでは子供と一緒にプレイしています。また初めてスマートフォンで体験したアプリがこのAndry Birdsでした。」と語り、実際にその場でAndry Birdsをプレイする一幕も。
腕前は、ご本人曰く「子供に負ける」といったものでしたが…
その後はレセプション参加者によるAngry Birdsのゲームプレイコーナーが設けられ、一番高得点を出した参加者には場内に展示されていた巨大ぬいぐるみがプレゼントされました。
また私もお土産としてこんなぬいぐるみを頂きました。これはゴムが付いていて実際に飛ばして遊ぶことができるぬいぐるみで、衝撃を与えるとゲームと同じ鳴き声で鳴く音声機能も付いています。
こんなグッズが日本の玩具店でも売られる日もそう遠くないかもしれませんね。