Cynack株式会社が、2016年12月16日にF Ventures Fund 1号投資事業有限責任組合より500万円のシードラウンド資金調達を実施した。
Cynackは、2016年9月にIBM主催で開催されたハッカソンプログラム「INNOVATE Hub Kyushu」にて優秀賞を受賞した、当時メンバー全員が高校生だったチーム「Chronostasis」が前身となり同年11月に設立されたスタートアップ。IBMの事業化支援を受けながら、PCやスマートフォン、VRやAR/MRでも使用できるマルチデバイス対応のコラボレーションツール「Cynack」の開発を行っている。2017年中に最初のソリューションをリリースし、リリース後は共同編集が可能な拡張子を増やしつつ、VR,AR/MRの機能拡張を行っていくとのことで、4月27日より開催されるIBM Watson Summit 2017に出展しα版を出展する予定。
Cynackの4つの特徴
【1】モチベーションのマッチング
より手早くユーザーを連絡先として登録し、個別や複数人でのチャットができる従来のオープンSNSの側面と、フレンドから任意のユーザーを選び、簡単にビジネス向けのチームを作ることができる、クローズドSNSの2つの側面を持っています。突発的なアイデアから、チーム結成、事業化までのフローをよりスムーズにします。
【2】マルチデバイス対応
従来のコラボレーションツールで対応していたスマホやPCに加え、Oculus RiftやHTC ViveなどのVRデバイス、Microsoft HololensなどのMRデバイスにも対応する予定です。
【3】共同編集機能
チャット画面から簡単に、文書・表計算・プレゼンテーションファイルなどの共同編集ができる画面に移動することができます。VRやAR/MRではその特徴を生かし、2Dファイルに加え、3DモデルやVR内ワークスペース自体の編集などをすることができます。
【4】チャンネルチーミング
チーム内でチャンネル単位のグループがあった場合でも、そのチャンネルで独自のドメインを取得し、チーム化させることができます。ハッカソン等のイベントにおいて参加者全員のチームを作り、イベント後にグループ毎に作成されたチャンネルを事業化するために簡単にチーム化させることができます。