コスプレアイテムやキャラクターグッズとはまた別に、Japan Expoにはファッション関係の出展ブースもたくさんあります。それらの中でも日仏合同ファッションブランド「AOI Clothing」のブースは注目を集めていました。
「AOI Clothing」は2005年にデザイナーの滝野達樹さんが立ち上げたブランド。「東洋と西洋」「古典と現代」「美と日常性」などをコンセプトに、着物や和柄を現代のスタイルとミックスした斬新な作品を発表しています。既にJapan Expoには複数回出展しショーも行っているほか、イギリスの日本フェス「Hyper Japan」やスイスの日本フェス「Polymanga」など他国のイベントやショウにも参加しており、フランスだけでなく他のヨーロッパ地域にも多くのファンを持っています。
ブース内では着物や浴衣などの和服アイテムもそのまま売られていたのですが、アンティークの帯や着物、浴衣の生地を使用したジャケットやコート、ベスト、パンツ、スカート、ドレスなどの洋服からベルトやアクセサリー、バッグ、帽子などの小物まで様々なアイテムが販売されていました。また洋服はサイズ展開も抱負で、若者だけでなく年配の人々もチェックに余念が無い様子でした。
作品のデザイン自体は”いかにも日本”といった感じではなく非常にモダン。しかしそこに和柄が入ることによって通常の洋服には無い独特の華やかさやゴージャスさが生まれ、もはや日本云々関係なく「こういうデザイン」として海外の人々に受け入れられそうです。ヨーロッパの各地で和柄が普通に見られる日もそう遠くないかもしれません。