キヤノンITソリューションズ株式会社が、ヘッドマウントディスプレイを通して現実世界とCGを融合し、製品設計時の開発期間の短縮を実現するMR(Mixed Reality:複合現実感)システムを7月下旬より発売すると発表した。
このMR(複合現実感)システムは、ヘッドマウントディスプレイの内蔵カメラで撮影した映像をサーバーに送り、3DCGとリアルタイムに合成してッドマウントディスプレイ上の視野に表示するというもの。ユーザーは視野に映し出された3DCGを専用コントローラーで操作することができる。同社では製造業や建設業での利用を想定しており、設計段階の製品の検討や開発中の製品・建物の事前確認などに利用できるとしている。
今後同社では3Dデータの業務活用が進んでいる工業デザイン分野や設計分野を皮切りに販売活動を開始し、国内市場においてはキヤノンITソリューションズが、海外市場における販売については各国現地法人が担当・検討していくとのこと。また6月20日〜22日まで東京ビッグサイトで開催される「第20回 3D&バーチャル リアリティ展(IVR)」に同システムを出展するという。