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Pew Research Center、「ゲームは子供の社会性を育むのに有用」との調査結果を発表

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アメリカの調査会社のPew Research Centerが、アメリカのティーンエイジャーとその保護者を対象にゲームについて調査し、「Teens, Video Games and Civics」と題した調査レポートを発表した。

調査は全米の12~17歳までの年齢の若者1100人とその保護者に対し、電話インタビュー形式で行われた。
同レポートによれば、調査した若者の97%が、オンラインゲームやビデオゲーム、携帯型ゲームなどなんらかのゲームをプレイしており、そのほとんどが複数のハードを使用し、複数の異なるジャンルのゲームを並行してプレイしているという。
このうち、ゲームを一人でプレイしていると答えたのはわずか24%と少数派で、ほとんどの若者がオンラインで他のプレイヤーと一緒にゲームをプレイしていることが分かった。
このうち、63%が「プレイ中に、不親切だったり過度に攻撃的なプレイヤーに会ったことがある」と答え、さらにこのうちの48%が「人種・性別について差別的な言動をするプレイヤーに会ったことがある」と答えたという。しかし若者のほぼ3/4が、そのような反社会的な言動をするプレイヤーを注意した経験があると答え、アメリカの若者のゲーム・リテラシーはかなり高いことが浮き彫りとなった。
尚、近年ゲームを活用した慈善活動の事例が多くなっているが、調査をした若者のうち64%がなんらかの慈善活動イベントに参加し寄付をしたことがあるという。
これらのデータから同レポートは、「『ゲームに熱中すると社会性の無い人間になる』という俗説を裏付けるデータはなく、むしろゲームを通した体験学習は子供の社会性を育むのに有用」と指摘している。

調査レポート全文はこちら
http://pewresearch.org/pubs/953/teens-video-games-and-civics

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