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東京国立博物館と凸版印刷、正倉院「正倉」と「螺鈿紫檀五絃琵琶」をVR化

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独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センターと凸版印刷株式会社が、宮内庁正倉院事務所(以下正倉院事務所)の協力のもと、正倉院「正倉(しょうそう)」の内部空間と正倉院宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」を鑑賞できるVR作品「正倉院―時を超える想い」を製作した。

東京国立博物館と凸版印刷、正倉院「正倉」と「螺鈿紫檀五絃琵琶」をVR化

この作品の製作にあたり、凸版印刷は正倉院事務所の協力を得て、「正倉」の外観・内部と「螺鈿紫檀五絃琵琶」を対象として、立体形状計測と高精細撮影によりデジタルアーカイブを実施。取得したアーカイブデータを活用し、「正倉」と正倉院宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」をVRで精密に再現した。通常立ち入ることができない「正倉」の内部空間や、世界で唯一現存する五絃琵琶である「螺鈿紫檀五絃琵琶」の緻密な装飾など、普段は見る機会が限られた建築や宝物の鑑賞を可能にしている。
同作品で再現された「正倉」では、通常の視点では見ることのできない部分まで鑑賞することができ、1260余年を経た校倉造りの木肌や鎌倉時代の落雷の焼け焦げの跡などを紹介しながら、内部空間を移動し解説する。また、校倉造りの建築工法もCG映像で紹介。スクリーンに実寸大に再現された「正倉」を鑑賞しながら、いかに壮大な建築であったかを体感できる。
同作品は、2019年10月14日(月・祝)から東京国立博物館で開催する御即位記念特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」の連動企画として、同館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で2019年10月9日(水)から上演される予定。

場所 東京国立博物館東洋館地下1階 TNM & TOPPAN ミュージアムシアター
期間 2019年10月9日(水)~12月22日(日)
上演日時 水・木・金 12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
土・日・祝・休日 11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
*特別展「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」
会期中[2019年10月14日(月・祝)~11月24日(日)]の水~金は、
11:00~追加上演を行います
*所要時間約35分、各回定員90名
鑑賞料金 高校生以上:500円 中学生・小学生:300円
未就学児、障がい者とその介護者各1名無料
*総合文化展当日券(一般620円/大学生410円)とセット購入で
一般1000円/大学生800円
*開演時間までにチケットをお買い求めください(当日券のみ)。
シアターWebサイト http://www.toppan-vr.jp/mt/

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