株式会社アドパックが、同社が提供する「バーチャルプロショッパー・ソリューション」の実用第一弾となる、滋賀県彦根市に本社を置く株式会社平和堂で小売業初となる公式VTuber従業員がデビューしたことを発表した。
「バーチャルプロショッパー・ソリューション」は、VTuberの技術を応用し、トーク力と販売スキルを兼ね備えた「バーチャルプロショッパー」をプロデュースするもので、バーチャルなキャラクターを起用し、リアル店舗・無人店舗・イベント会場、オンラインのライブ配信で商品ブランディングやプロモーションなどを行う。具体的には、キャラクターがリアルタイムで見ている人と会話できるなど、双方向のユーザー体験により「バーチャルでありながら、ヒューマンの魂を持ったコミュニケーション」を可能にする。
平和堂のVTuber従業員デビューでは、当日にビバシティ平和堂の店頭の大型モニターに登場し、1日4回のライブ配信による対面販売やコミュニケーションイベントを実施。合計273人の来店者とコミュニケーションをとった。同時に、平和堂プライベートブランド商品「E-WA！とろ～りおいしい生プチシュー」の販売数は前週比の約3倍という結果となったとのこと。今回デビューしたバーチャルプロショッパーは、今後も平和堂のリアル店舗でのイベントや、YouTubeの平和堂公式チャンネル・Instagram公式アカウントで情報を配信し、商品ブランディングやプロモーションを運用していく予定。
なお、アドパックはバーチャルプロショッパーコミュニケーションズ(VPC)と協業し、販売スキルの高いバーチャルプロショッパーの育成を加速させ、「お店」でも「ネット」でも、「バーチャルLIVEな買物体験」をテーマに、現場向けに最適化されたスタートアッププログラムを構築するとしている。