この「スーサイド・スクワッド:特殊作戦部隊VR」は、映画「スーサイド・スクワッド」が公開される直前にワーナーよりプロモーション用にリリースされたVRシューティングゲームですが、プロモーション云々関係なく普通に楽しめる秀逸なタイトルです。しかもダウンロードは無料!映画公開前に普通にプレイできるゲームアプリをリリースする手法は既にモバイルゲームでは確立されていますが、その流れはVRでも同様のようです。
本作の具体的な内容は、ステージに沿って劇中に登場する「ハーレイ・クイン」「デッドショット」「ディアブロ」となって次々と襲いかかってくる敵を倒すというもの。ハーレイ・クインは拳銃(リボルバー)、デッドショットはライフル、ディアブロは炎とそれぞれ攻撃スタイルが異なり、それらのクセを上手くつかんで戦うのがコツです。
スタート時の視点はデッドショット。無料なのにグラフィックの作り込みが良い出来で、実写映画が基になっているのに敢えてアメコミの作風も反映されている絶妙な匙加減です。
突然敵襲を受けて墜落したところからゲームスタート!
最初にチュートリアルステージをプレイしてゲームの概要をつかみます。本国ワーナーが提供しているコンテンツですがUIはすべて日本語に対応しており、英語ができなくてもプレイに支障はありません。まずはコントローラーのトリガーを引いてライフルを持ちます。
本作には残弾数の概念があり、0になったらタッチパッドをスワイプしてリロードします。リロード回数自体には制限はありません。
ワールドは360°作りこまれていますが、基本的に敵は前方からしか来ないので、前の”どこから”来るのかに気を付けます。それにしてもネオンや月の描写も美しい!
敵が来た!結構早く動くので、素早く照準を合わせてトリガーで発射!
胴体を狙うと倒しやすいですが、ヘッドショットを決めるとハイスコアとなります。
敵の攻撃を食らってもすぐには死にませんが、体力ゲージが徐々に削られ、残り少なくなると視界が狭まり、暗くなっていきます。ただし敵を確実に倒していくと、たまに体力回復アイテムをドロップする敵も出てくるので、コンスタントに敵を倒すことでステージを完走できます。
2ステージ目はディアブロの炎攻撃。銃器とはちょっと挙動が異なりますが、照準を合わせてトリガーで攻撃という操作自体は変わりません。こちらは敵に火を着けてもすぐには死なないので、やはり確実に仕留められるヘッドショットを狙いましょう。
その次はハーレイ・クインのリボルバー。私はこれが一番しっくりきましたが、連続で撃てるのが6発までなのが難点。つまりリロード回数が多くなってしまうのです。なのでリロードしている最中に敵襲があるとあわやゲームオーバーの危険が…。よく狙って無駄弾を撃たないように気を付けなければなりません。
その次はまたデッドショット。こうして順番に3人のキャラクターになりきってステージを攻略し、どこまで進めたか、スコアをどれくらい稼げたか、過去の自分の記録を塗り替えることを目指します。
オンライン機能は特にありませんが、むしろオフラインでもプレイできるので場所を選ばずにプレイできるメリットがあります。また、VRゲームおよびFPS初心者でも簡単にプレイできそうなUIなので、VRクラスタ以外の方に体験してもらうデモとしても良いコンテンツといえるでしょう。映画をこれから観る/既に観たという方ならもちろん楽しめるでしょうが、そうでない人も十分楽しめること間違いなしです。
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