ニートが理想の彼女を創造して徐々に仲良くなっていく恋愛ゲーム…と書くと、「ありがちな設定だな」と思われるかもしれません。しかしこのスマートフォン向け恋愛シミュレーションゲーム「創造カノジョ~10人の理想の彼女たち~」は一味違います。なぜなら”理想の彼女たち”は全員無機物や動物、つまり人間ではないからです。
本作の主人公は23歳にもなって実家の部屋に閉じこもっているニートの「タケル」。
ある日彼はネットで「仮想現実没入装置 ぼっちゆーVR」を発見します。これを使えば仮想空間の中で理想の彼女を作ることができるとか…
さっそく購入して仮想空間にログインしたタケル。最初はただの真っ白い空間でしたが、そこにナビゲーター・キャラの精霊「イブ」が登場。彼女いわく、自分の好きな性格やタイプを選んで”理想の彼女”を作れるとか。
ということで早速”理想の彼女”を作ってみましょう!まずはあらかじめよういされた「ワード」の中から自分の作りたい理想の彼女に合うものをを選択していきます。この選択によってどんなタイプの彼女ができるのか決まるのですが、必ずしも成功するわけではなく、初期の頃は結構失敗します。つまりこの選択画面が他のゲームの「ガチャ」に相当するわけです。
とりあえず「癒し系」+「天然」+「やさしい」のキーワードを選択したら…
創造成功!
…って鳩?!?!
「カノジョがハトの姿をしているのはタケルの愛が足りないからです」
どんな理屈だよ!
「創造されたカノジョは初めは何らかの動物やモノの状態で生まれます」
つまり本作は、まったく人間でもなんでもない状態から人間の女の子になるまで育成する恋愛ゲームなのでした。なんだこの奇ゲー…
とりあえず撫でろという指示が出たので撫でてみます。すると画面右側のハートのゲージが貯まっていき…
次にアイテムをプレゼントしろという指示が出ました。各カノジョには好きな食べ物・嫌いな食べ物が設定されており、その好みにピッタリ合ったものをプレゼントすると効率良くハートゲージを貯めることができます。
ハートゲージが満タンになりました!満タンになると次の段階に”進化”できるようになります。
ここで「進化の鍵」をプレゼントすると…
お!なんだか清楚な感じの女の子に進化しました!名前は「ハトコ」ってそのまんま過ぎ!こうして創造した”理想の彼女”を撫でたりプレゼントをあげたりして親密度を高めてハートゲージを貯め、進化するごとに開放されていく新しいストーリーを読むのが本作の流れです。ストーリーは各キャラクターごとに異なっているので、全ての彼女を開放してコンプリートを目指します。
なお、アイテムの購入や新たなカノジョの創造には、時間経過で貯まっていくゲーム内ポイント「BP」が必要なのでなるべくたくさんログインして貯まったBPを回収していきます。また彼女がある程度まとまった数のBPを集めてプレゼントしてくれることもあります。
ではもう一人作ってみましょう。次は「ヤンデレ」+「ワガママ」+「なまいき」の超めんどくさそうな組み合わせを試してみましたが…
残念ながら想像失敗…もっとも、失敗しても消費したBPは「イブ」の経験値に加算されるので消費したBPがまるっきり無駄になるわけではありません。イブの経験値が上がると部屋で時間経過ごとに獲得できるBPの量が増えるので、これはこれで重要です。
次に「厨二病」+「クール」+「おっとり」の組み合わせを試したら…
戦闘機?!
なでてあげると「ブルルルルン、ブルルル」と喜びます。
もう戦闘機に食べ物をプレゼントすること自体がシュールなんですが、その種類を見極めるという作業はもはや恋愛シミュレーションゲームなんでしょうか?とりあえずなでて食べ物をプレゼントして…を繰り返して進化させたら…
お!なんかいい感じの”理想の彼女”になりました!
人間になった後も彼女との触れ合いを続けると、さらに衣装が豪華になる次の段階の進化が始まります。触れ合えば触れ合うほどどんどん見た目が変化していくので、それがどの方向に進化するのか?も本作のお楽しみ要素の一つです。
ちなみにこんなゴリラ彼女もいるので、触れ合うことで彼女がどんな進化を遂げていくのかは実際にプレイして確かめてみて下さい。