株式会社メルカリが、フリマサービス「メルカリ」(iOS/Android)にて仮想通貨の暗号鍵を管理・保管する端末「ハードウェアウォレット」の出品を禁止した。
「ハードウェアウォレット」とは、仮想通貨ウォレットのユーザーのみが知る秘密鍵をオフラインで管理するための端末。仮想通貨は口座番号に相当するウォレットアドレス(公開鍵)と秘密鍵の組み合わせで管理されており、秘密鍵が外部に漏れると仮想通貨を他人に奪われる危険に晒される。ハードウェアウォレットは本来は秘密鍵をオフライン環境で管理・保存しておくための端末だが、メルカリの発表によれば「購入されたハードウェアウォレットに不正なプログラムが組み込まれていた場合、仮想通貨が盗まれる可能性がある」「出品者も意図せずトラブルに巻き込んでしまうリスクがある」ことから、ユーザー保護のためにハードウェアウォレットを出品禁止リストに加えたという。