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【Slush 17レポート】昨年に引き続き福岡市が再びSlushに参戦! 主催サイドイベント 「BIG IN JAPAN」レポート

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【Slush 17レポート】昨年に引き続き福岡市が再びSlushに参戦! 主催サイドイベント 「BIG IN JAPAN」レポート

先のレポート記事でもお伝えしましたが、現地時間の11月30日(木)〜12月1日(金)にフィンランド・ヘルシンキのMessukeskusにて開催された世界最大級のスタートアップ・フェスティバル「Slush 17」に日本の地方自治体から唯一福岡県福岡市がブース出展し、さらに二日目の12月1日11:30より会場の別室にて、日本市場に興味のある海外のスタートアップと海外市場に興味のある日本のスタートアップのピッチ(1~5分などあらかじめ決められた短い時間内に自社とサービス内容をプレゼンすること)を行うサイドイベント「BIG IN JAPAN」を開催しました。その様子を写真にてお伝えします。

福岡市のブースの様子はこちら:
【Slush 17レポート】世界と繋がれ! 日本からSlushに参戦した企業・団体の皆さん(の一部)

【Slush 17レポート】昨年に引き続き福岡市が再びSlushに参戦! 主催サイドイベント 「BIG IN JAPAN」レポート

福岡市は2012年に「スタートアップ都市宣言」を行い、2014年3月には創業と雇用創出を目指す国家戦略特区に指定され、日本の地方自治体の中でも”起業しやすい街”として知られています。同市の特徴は、ただ福岡市内で自分のビジネスを起こすだけではなく”グローバル展開”を見据えた創業ができる環境づくりに注力していること。その一環として国内外のスタートアップイベントへの参加や、同じく起業に注力している海外の国・地域との連携を進めており、2016年11月・12月にはエストニア政府の機関およびフィンランド・ヘルシンキ市と覚書を締結し、海外展開の準備・実現まで連携した支援を行っています。

このような経緯もあり、福岡市は昨年のSlushでもサイドイベントを主催していましたが(過去記事はこちら)、昨年は初出展&初サイドイベント開催ということもあり、”福岡市は起業の街!”とアピールしつつ海外のスタートアップを福岡市へ誘致する内容がメインでしたが、今年はそれに加え、海外市場へ進出したい日本のスタートアップのピッチコンテストも開催し、優勝者をヘルシンキへ送り出すという”交流”も行いました。サイドイベントの会場は昨年と同程度の広さの会議室のような部屋でしたが、昨年以上に参加者が集まったため椅子席は満席で、後方に立ち見も出るほどの人気でした。やはり日本市場に興味のある海外のスタートアップ関係者は多いのでしょうか?ちなみにイベントタイトルの「BIG IN JAPAN」は"自国では無名だが日本では有名"な現象を表す俗語なんですよね。

【Slush 17レポート】昨年に引き続き福岡市が再びSlushに参戦! 主催サイドイベント 「BIG IN JAPAN」レポート

【Slush 17レポート】昨年に引き続き福岡市が再びSlushに参戦! 主催サイドイベント 「BIG IN JAPAN」レポート
こちらは海外→日本市場を目指すスタートアップの方々のピッチ風景。Slushは基本全部英語のイベントなので、海外企業も日本企業もみんな英語でプレゼンするし、福岡市役所の方も含めた審査員も全員英語で質問します。

【Slush 17レポート】昨年に引き続き福岡市が再びSlushに参戦! 主催サイドイベント 「BIG IN JAPAN」レポート
開催時間がお昼時だったこともあり、ピッチコンテストの審査中には参加者に無料で博多高菜ラーメンが振舞われました。昨年は豚骨&焼き豚でしたが今年はピリ辛風味の高菜。昨年も好評でしたが今年も人気で速攻でなくなっていました。

【Slush 17レポート】昨年に引き続き福岡市が再びSlushに参戦! 主催サイドイベント 「BIG IN JAPAN」レポート
審査の結果、福岡→ヘルシンキへ行ける「Helsinki Award」を受賞したのは、福岡県福岡市を拠点にプログラミングの知識不要で手軽に機械学習を利用できるクラウドサービス「MAGELLAN BLOCKS」を提供する株式会社グルーヴノーツさんでした。おめでとうございます!

私は昨年も福岡市のブースを見、サイドイベントに参加して「日本の地方自治体で福岡市しかSlushに参戦していないのはあまりにも勿体ない!」と思ったものですが、結局今年も参戦した日本の地方自治体は福岡市だけでした。ブース出展した日本のスタートアップは増えたのですが…。今時、どこの地域のどんな市町村でも地域経済の活性化のため大なり小なり起業支援くらいは行っているでしょう。そこで、もう一歩先に進んで海外の起業イベントにも参加してみては如何でしょうか?行って視察だけしてもそれなりに学びがあるかもしれませんが、敢えて英語を使ってコミュニケーションしなければならない状況に身を置き、ブース出展したりサイドイベントを開催することで得られる学びは相当大きいのではないかと思います。来年は他の日本の地方自治体からの参加があることを願っています、特に東北地域、特に秋田県からどうですか?

Slush 17全レポート記事はこちらから
2017年フィンランド渡航に関する記事はこちらから

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