香港のスマートフォン向けゲームディベロッパー/パブリッシャーのAnimoca Brandsが、同社が提供していたカジュアルゲーム計318タイトルの全ポートフォリオをオーストラリアのモバイルゲームパブリッシャーのiCandy Interactiveに380万ドル(約4.2億円)で売却すると発表した。
Animoca Brandsはアニメやコミックなどの版権タイトルの開発を得意とするモバイルゲーム企業。これまでに「ドラえもん」「鉄腕アトム」「ウルトラマン」「ちびまる子ちゃん」「ガーフィールド」「きかんしゃトーマス」など多くの作品・キャラクターを題材とした版権タイトルを開発・提供しており、2015年1月にオーストラリア証券取引所に上場している。
今回の売却の支払いは現金とiCandyの株式によって行われるとのことで、売却後のカジュアルゲームの年間純利益が76万ドルを上回った場合は、Animocaがその利益の一部を受け取る契約になっている。現在同社はプレイヤー数の多いコアタイトルと新規に開発するVRコンテンツに注力するため事業再編を行っており、9月にもカジュアルゲーム13タイトルを290万ドルで米Maple Mediaへ売却している(過去記事はこちら)。