株式会社シーエスレポーターズのXR(VR/AR/MR)を活用した専属チーム「Gugenka from CS-REPORTERS.INC」(以下Gugenka)が、東京ゲームショウ2017のVR/ARコーナーにて同チームの新プロダクトであるリアルタイムVRライブ「PARALLEL VR LIVE」と、iOS向けARフィギュア「HoloModels」をプレイアブル出展しました。
■PARALLEL VR LIVE
「PARALLEL VR LIVE」は、VR空間内のステージでバーチャルアーティストがリアルタイムにパフォーマンスするスマートフォン向けVRアプリで、2017年10月にβ版がリリースされる予定。サービス開始後は、公式サイトでアカウントを作成してログインし「VR LIVEチケット」を別途購入することでアーティストのVRライブを他のユーザーと一緒にリアルタイムに視聴することができますが、東京ゲームショウ2017では各回入れ替え制で誰でも無料で”どこか違う世界からやって来た”バーチャルアイドルの「しノのメめぐ」のライブを見ることができました。
こちらがVRライブの鑑賞風景。この場にいる全員が同時に「しノのメめぐ」の同じ内容のライブに参加しています。同時にログインしているユーザーはそれぞれボクセルアート風のシンプルなアバターで表現されており、どの位置にいるかによって見えるステージの角度も異なります。視界に「しノのメめぐ」と共に他のユーザーのアバターも入ってくるのが本物のライブのようで臨場感があります。なお、今回の試遊で使用されたのは敢えて没入感で劣るスマホに挟むタイプの簡易なモバイルVRゴーグルでしたが、これにはちゃんと理由がありました。というのも…
直接画面に触ってスワイプすることで、自分のアバターが持っているサイリウムを曲に合わせて振って「しノのメめぐ」を応援することができるのです。実際のサービスでは、「VR LIVEチケット」を購入した際に付属するポイント「Pコイン」でライブを盛り上げる各種グッズを購入するそうですが、こうしてアバターにグッズを持たせて動かしていると、徐々に実際のライブに参加しているかのような気分になってきます。
現在「PARALLEL VR LIVE」は公式サイト上にてβ版テストライブの参加者を募集しています。受付期間は9月30日(土)までなので、興味のある方は是非申し込んでみて下さい。
■HoloModels
「Holo Models」は、iOSのAR開発プラットフォーム「ARKit」を導入し、好きな場所に3DCGで描かれたARフィギュアを飾れるバーチャルフィギュアアプリです。アプリ自体は無料でARフィギュアを有料で販売するビジネスモデルで、こちらも10月にリリース予定。当初はiOS向けに展開しますが、後日Androidの「ARCore」にも対応予定だそうです。
アプリを起動すると、まず最初に画面上に購入したフィギュアを収納するラックが現れます。ここから飾りたいフィギュアをタップ&スワイプで取り出して…
飾りたい場所に置きます。3DCGなのでどの角度からも見ることができ、飾る角度も調節可能。複数のフィギュアを一度に並べて眺めることもできます。
ラックにはフィギュアに”効果”を加えられる各種スプレーも揃っています。例えば、赤い「リサイズスプレー」を吹きかけるとフィギュアのサイズを大きくすることができ、最大で1/1サイズの等身大にまで拡大することができます。例えるならドラえもんの道具「ビッグライト」のような機能です。
黄色い「アニメスプレー」を吹きかけると各フィギュアごとに設定されているアニメーションやキャラクターボイスが再生され、動く3DCGとしても鑑賞することができます。
紫の「ポーズスプレー」を吹きかけると、フィギュアの関節が表示され、そこを好きな角度に動かして自由にポーズを変更できるようになります。こうなるともはやアクションフィギュアやドールのようなものです。
これらの試遊画面を見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが、同チームでは初期提供フィギュアとして「アニメガタリズ」のARフィギュアを開発しています。アプリの公式サイトではメールアドレスによる事前登録受付も行っており、登録した人にはリリース情報やアプリ内で使えるアイテムが提供とのこと。既に様々な作品のVRコンテンツを提供しているGugenka、今後はVRからARにもキャラクター活用の幅が広がるかもしれません。
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