先にお伝えしたとおり、今年の東京ゲームショウはVR系のデモがやたらと多く、どのコーナーのどのブースに行っても何かしらのVR系コンテンツを見つけてしまいます。今年で3年連続出展となった宮城県仙台市のブースもその一つ。東京ゲームショウに地方自治体が連続出展というだけでも凄いに、さらに本格的なVRコンテンツを出展するとは仙台市尖ってます!
ブース奥に鎮座するのは伊達政宗の黒漆五枚胴具足のミニチュア。今年は伊達政宗の生誕450周年の節目の年とのことなのでディスプレイにも気合が入っています。甲冑の足元にあるのは…
三日月の前立て付きVR HMD。視聴する姿がそのまんまネタになるやつですね。インスタ映えするかも?
これで視聴できるのは、仙台を拠点に活動するおもてなし武将隊「伊達武将隊」と同市に支社を構えるTech系企業のコラボレーションのもと製作された企業誘致PR動画。参加企業はメルカリ、ラナエクストラクティブ、メンバーズ、ピコラの4社なんですが、仙台にTech企業の支社って結構あるんですね。動画は約5分程度で、内容は武将隊が催した宴に各社のゲストと共に参加するというもの。甲冑を着た人と普通のビジネスパーソンが同じテーブルを囲んでいるという、改めて考えたらなかなかシュールな状況でした。
他にも、グローバルラボ仙台コンソーシアムの人材育成プログラムで学生が開発したゲームアプリや、仙台とパートナーシップ協定を締結しているフィンランド・オウルに拠点を置くモバイルゲームディベロッパーの各種タイトルが試遊出展されています。
それらの中でズバ抜けて異彩を放っていたのが、Kamina Dimensionが開発・提供している、ビンを掴みたい赤ちゃんの腕がどこまでも延々と伸びていくアクションパズルゲーム「Grab the Bottle」。クセと陰影の強いグラフィック、無限に伸びていく赤ちゃんの腕…どこからどう見ても奇ゲーです。これはちゃんとプレイして後でプレイレビューを書きたいと思います。なお、フィンランド産の各タイトルはいずれもテキストがなくてもプレイに支障のないスタイルだったので、英語やフィンランド語が分からなくてもちゃんと遊べるのでご安心下さい。
東京ゲームショウ2017翌日の9月25日(月)には、仙台市にてフィンランド・オウルをフィーチャーしたカンファレンスイベント「ゲーム/ITで戦うスキルとは」も開催されます(過去記事はこちら)。東北地方の方は是非こちらにも参加してみて下さい。