Facebookおよび同社傘下のOculus VRが、VR映像制作スタジオの「Oculus Story Studio」を解散すると発表した。
Oculus Story Studioは2015年1月に設立されたVR映画を制作するOculus VRの子会社で、これまで「Lost」「Henry」「Dear Angelica」といったVRショートアニメを制作し、「Henry」はエミー賞を受賞、「Dear Angelica」は2017年サンダンス映画祭に正式出品されるなど、設立からわずか2年で着実に実績を積んでいた。しかし今回の発表によれば、リソース配分を慎重に検討したところ、社内でコンテンツを制作するよりも外部のコンテンツ制作のサポートにフォーカスするという判断に至ったという。現在Oculus Story Studioには約50名のスタッフが在籍しているが、レイオフはされず別部署に配属されるとのこと。また「Dear Angelica」の制作のために開発されたVRペイントソフト「Quill」はオープンソース化され引き続き提供されるが、Oculus VRによるアップデートは行われなくなる。