この「White Trip（ホワイトトリップ）」は、白く光り輝く鳥を操作して美しい冬景色の中を飛び回るエンドレスラン系のアクションゲームです。 ルール自体はとてもシンプルですが、各ステージのグラフィックがまるで絵本の挿絵のように美しく、早く次のステージの景色が見たくなり何度もプレイしてしまいます。
山間の村に降る幻想的な雪と家々の窓からもれる光の暖かさ。雰囲気ゲーが好きな人も満足できるクオリティのアートワークです。操作方法は簡単で、画面をドラッグして鳥を飛び回らせるだけ。画面を触り続けていると鳥は自動的に前に進み、ドラッグした方向に移動します。下にドラッグすれば地面すれすれを超低空飛行するし、上に持ち上げれば上空から村を見下ろすように飛ぶこともできます。
気を付けるポイントは、鳥自身の光を絶やさないように光り輝く他の鳥や地上の動物に接触することと、黒い鳥や建物、木にぶつからないようにすることの2つ。鳥の発光は飛び続けるうちに徐々に弱まっていき、完全に消える前に他の光る動物と接触しないと光を失ってゲームオーバーになってしまいます。危なくなるとだんだんと画面が暗くなり、鳥が赤く変色していきます。また黒い鳥や建物、木にぶつかるとそこで即ゲームオーバーとなってしまうので、飛びながら鳥の様子と障害物を常に気にかける必要があります。
光不足でゲームオーバーになった時の様子。鳥が真っ赤になるとそれは「死」を意味します。
とは言え、スタミナ制ではないのですぐに何度でもリトライが可能です。さらに動画広告を視聴すればゲームオーバーになったところからまたやり直すこともできます。クエスト的なものは一切なく、何度もプレイして指定の距離を飛びさえすれば次のレベルのステージに進むことができるので、最初のうちは何度もプレイして鳥の動きの慣性を覚えましょう。
何度もリトライして慣れると景色を楽しむ余裕が出てきます。ただ長く進めば進むほど木々が密集する林が出現したり、高いとんがり屋根を持つ教会が増えたりと少しずつステージの構成が難しくなっていきます。
光る他の動物に接触するたびにポイントが貯まっていき、貯めたポイントで飛行スピードを速くしたり、光の補充をせずに飛べる距離を延ばしたりと鳥の能力をアップグレードすることができます。
次のステージは日中の風景でしょうか？降雪で真っ白になった村の景色がなんだかメルヘンチックですが、真っ白なぶん光る他の動物を見分けることが難しくなりました。このステージより地上に「光るうさぎ」が追加されたので低空飛行も必要となってきます。
1000メートル以上進むと画面の色が変わりますが、変わる瞬間は建物や木といった障害物に要注意です。林の木々の間をすり抜ける瞬間はスリル満点。ここで光が消えたら大ピンチです。
その次は一面オレンジとピンクに染まった奇麗な夕焼けのステージです。
このステージからは黒い鳥の数が増えてくるので光の補充と共に動きのある障害物に当たらないよう飛行コースを判断する瞬発力が求められます。
なお、このステージで追加される光る動物はヤギ。大きいので接触しやすい！
その次は夜空が一際鮮やかな青みの強い夜のステージで…
さらにその次は薄紫の朝焼けのステージ。
当然ステージは進むごとに難しくなっていきますが、一方で途中で光を補充できる動物の種類はどんどん増えていくので難易度のバランスは取れています。着実に貯めた光ポイントで鳥の能力をアップグレードしていけば、難しいポイントで詰まって先に進めなくなることはまずありません。何よりプレイするたびにステージの構成が変わるので飽きることはないし、進むごとに次々と美しい景色が現れるのでプレイのモチベーションも高まります。iOS/Android共に無料なので雰囲気ゲーが好きな人は是非プレイしてみて下さい。