アプリ情報プラットフォームを提供するApp Annieが、アメリカ・イギリスでのみ提供していたアプリユーザーのデモグラフィック（年齢、性別）データを日本市場他でも提供を開始した。これまで提供していたアメリカとイギリスに加えて、韓国、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリア、ブラジル、スペイン、香港、インドネシア、イタリア、メキシコ、トルコ、台湾でもデモグラフィックデータをリリースし、計16カ国に対応した。
以前 App Annieでは、アメリカのデモグラフィックデータを利用して年齢別に人気アプリを分析したが、その結果、小売アプリの利用は24歳〜44歳のセグメントにおいて最も高いことが分かったという。この24歳〜44歳におけるアプリユーザー層は新しいテクノロジーに理解があり、ユーザーとして購買力が高いことが背景にあるとのこと。このレポートでは小売アプリというレベルで分析していいるが、実際の製品では個別のアプリ別にデモグラフィックデータを確認することができ、さらに緻密な分析が可能になる。
また同社では、デモグラフィックデータの他にもアプリユーザーの継続率を示す指標であるリテンションのデータのβ提供も開始した。リテンション率はAndroid端末が対象となっており、ユーザーがアプリをインストールした日から30日経過時点までを閲覧できる。この機能が追加され、ユーザーは競合アプリや同じカテゴリーの他アプリのリテンション率を分析し、自社のアプリ戦略を強化することが可能となった。