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GREE VR Studioの技術顧問に元スクウェア・エニックスCTOの橋本善久氏が就任

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GREE VR Studioの技術顧問に元スクウェア・エニックスCTOの橋本善久氏が就任

グリー株式会社が、VR開発専門スタジオ「GREE VR Studio」の技術顧問に、元株式会社スクウェア・エニックスのCTOであり、現在はリブゼント・イノベーションズ株式会社の代表取締役社長である橋本善久氏が就任したと発表した。

橋本善久氏は、株式会社セガでプログラマやゲームディレクターとして家庭用ゲームソフト開発に従事した後、株式会社スクウェア・エニックスのCTOおよびR&D部門長として、全社技術の推進、開発マネジメントの改善、技術者採用促進と育成等に努めた人物。2014年春に独立し、リブゼント・イノベーションズ株式会社を設立し、さらに2014年12月よりライフイズテック株式会社 取締役CTOに就任している。代表作は「ソニック・ワールドアドベンチャー」(セガ/ゲームディレクター兼技術ディレクター)、「Agni’s Philosophy ? FINAL FANTASY Realtime Tech Demo」(スクウェア・エニックス/プロデューサー兼ディレクター)、「FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア」(スクウェア・エニックス/技術ディレクター)など。
GREE VR Studioは、グリーがVRコンテンツ市場への参入を目的に2015年11月に設立したスタジオで、既に第一弾タイトル「シドニーとあやつり王の墓」(iOS/Android)を配信している(過去記事はこちら)。同社ではGREE VR Studioの開発力強化と事業拡大のため橋本氏を技術顧問として迎え入れたとのことで、今後同氏より技術的な助言と指導を受けVRコンテンツ開発力を強化し、VR市場に高品質なコンテンツを提供していくとしている。
橋本氏のコメントは以下のとおり。

▼橋本 善久氏コメント
VRは必ずしも新しい概念ではなく、ずいぶんと昔から各所で研究は行われていました。
しかし、VRが世間一般に受け入れられ得る体験品質になるには早すぎる状態が続いていました。
近年のハードウェアの進化とソフトウェアの進化の双方が伴い、ついに今年「真のVR」が世間一般に向けてスタートを切る事ができるコンディションになりました。
「VR元年」と呼ばれる今年2016年からVR普及の各種条件が一斉に揃い始めるのです。

今後は、VRの柱となるリアルタイムテクノロジーの中心地であるゲーム業界が牽引役となりながら、映画、CG、アニメ、建築、インテリア、不動産、ファッション、医療、自動車、航空、宇宙、旅行、観光、教育、研究、博物館、水族館、スポーツ、フィットネス、ライブ、アート、カンファレンス、SNS、広告、店舗、EC、エンタメ、テーマパーク、その他あらゆる分野において、全く新しい「顧客体験」「サービス提供体験」「製品開発体験」などが次々と生まれ、それぞれの分野でパラダイムシフトが起きる事が予想されます。

スマートフォンの登場により人々の生活や仕事は大きく変わりました。
VRもアプローチは全く異なりますが、スマートフォンと同じくらいの変革のポテンシャルを内在していると思います。

デベロッパーやリサーチャーにとって、技術やビジネスのパラダイムが転換する場面に立ち会い、関与できる機会は非常に貴重です。
GREE VR Studioもその歴史的転換点に対して情熱を持って楽しみながら取り組んでいます。
彼らはきっと日本のVRシーンを引っ張って行く存在となることでしょう。

私もGREE VR Studioに対して技術顧問という立ち位置から、この変革の大波を楽しみながら支援して行ければと思います。

リブゼント・イノベーションズ株式会社 代表取締役
橋本 善久

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