要らなくなった服を捨てる時、ボタンがもったいなくて切り取って保管した経験はありませんか？この「「Cut the Buttons」はまさにそんな作業をゲームにしたタイトルです。2011年にリリースされたちょっと古めのiOS向けカジュアルゲームですが、今プレイしても十分楽しめます。プレイしてみると分かるのですが、ゲーム性以上に布の質感のリアルさやハサミをチョキチョキする操作感、ボタンを切った時の「シャキン！」という音が快感で、つい何度もプレイしたくなります。
便利なのは、設定画面で右手用ハサミと左手用ハサミのどちらかを選択できること。左利きの人でも快適にプレイできるので何気に重要な機能です。
プレイモードは時間制限なしでとにかくミスをせずに出来る限り多くのボタンを切り取る「クラシック」と、制限時間内に切り取ったボタンの量を競う「アーケード」の2種類。まずはクラシックモードでプレイの感覚やコツを掴みます。
操作方法は、2本の指でハサミの穴のところをつまむように押さえてチョキチョキしたり、スライドさせるというもの。実際のハサミの使いかたそのもので操作感がとてもリアルです。
ゲームが始まるとボタンが付いた様々な布切れが飛んでくるので、布が下に落る前にタイミングや角度を合わせ取りこぼしがないようボタンを全て切り取ります。ボタンが残っている布が下に落ちてしまうとミスとなり、3回ミスするとゲームオーバーです。 たまに”ひっかけ”としてビス止めされているボタンが混ざり、これに刃先が触れると減点になると共にハサミが刃こぼれして切れ味が落ちてしまうので要注意です。このデザインやルールは「フルーツニンジャ」などに代表されるスラッシュアクションゲームそのものですが、スラッシュ（切り刻む）ではなく「ボタンを切り取る」というモチーフが個性的です。
ゲームオーバーになった後にスコアをFacebookやTwitterに投稿できるのですが、その際に動画広告を試聴すると、ご褒美として変わったデザインのハサミでプレイできるようになります。
変わったデザインのハサミを使うと背景やケースのデザインも変化します。例えばこれは「テクノ」。
アンティーク
ガラス
ゴールド
一見ゲーム画面の見た目が変わっただけのように思えますが、こうしたレアなハサミはノーマルのハサミよりも刃が長く、一度に複数のボタンを切りやすくなりハイスコアが狙えます。
アーケードモードでは一枚の布にたくさんのボタンが付いており、いかに効率よく複数のボタンを切り取るかがハイスコアの鍵となります。しかし多くのボタンに紛れてひっかけのビス止めボタンもたくさん付いているので上手く避ける必要があり、どんな角度でハサミを入れるかも瞬時に判断しなければならず、瞬発力と判断力が問われます。
カジュアルゲームなので長期的にプレイするタイプのタイトルではありませんが、気持ちの良い操作感でちょっとした暇つぶしをするにはピッタリです。残念ながらAndroid版はありませんが、ユニバーサルアプリとなっており、iPhoneでもiPad（HD版）でも遊べます。
