モバイルアプリのアナリティクスとインテリジェンスデータの提供を行っているAppAnnieが、ゲームアプリが成長し、やがて成熟するまでの期間をパブリッシャーが見極めるのに役立つ「モバイルゲームの成長を予測する - アプリの普及サイクル」レポートを発表した。
このレポートでは、投資先と買収先の評価、アプリポートフォリオの管理、競合企業のアプリポートフォリオを把握するのに必要なアプリの普及サイクル分析について解説している。普及サイクルにおける主要アプリの成熟ペースの特徴、新作モバイルゲームの成熟のペースは2014年以降大幅に早くなっていること、頻繁にプレイされるゲームほどライフサイクルが長くなっていること、ゲームのジャンルによる成熟度の違いなどアプリの普及サイクルを理解しポートフォリオ強化するのに役立つ方法についてなどが分析・解説されている。
続編タイトルや”スーパーカジュアル”タイトルはライフサイクルが速くなる傾向にあり、例えば「Candy Crush Soda Saga」のような続編や「Crossy Road」のような「スーパーカジュアル」ゲームは非常に早くメインユーザー層にリーチしているという。一方「8 Ball Pool」などの比較的古いタイトルのほうが長期間にわたり一定のDL数を維持する場合があるとのこと。
2014年と2015年は、モバイルゲームの新作が前年のタイトルよりもはるかに速いペースで成熟。このような市場条件では、ロングヒット作を通した新タイトルのクロスプロモーションが競争上の重要なアドバンテージとなる。Google Playでは、カジュアルゲームとRPGがカジノゲームやレースゲームよりもずっと速いペースで成熟しており、このように成熟ペースが異なるアプリを組み合わせることでポートフォリオを強化することができる。
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