モバイルアプリのアナリティクスとインテリジェンスデータの提供を行っているAppAnnieが、スマートフォン向けメッセージングアプリを分析した「メッセージングアプリのプラットフォーム戦略」レポートを発表した。
同レポートによれば、月間アクティブユーザー数(MAU)においてはFacebookのWhatsApp MessengerとFacebook Messengerが欧米では特に人気たが、アジアの主な市場においてはWeChat、LINE、KakaoTalkなどアジア発のアプリがリードしているという。一方、収益で見るとSkypeとViberといった通話クレジットによる課金システムを導入したアプリが欧米でのトップとなっている。アジアのメッセージングアプリは、メッセージ以外の機能を強化することでプラットフォームへと進化してきており、アジア・太平洋市場においてメッセージングプラットフォームと連携したゲームで特に大きな収益を上げているのは日本のLINE、中国のWeChat、韓国のKakaoTalkとのこと。WeChatは映画のチケット購入やタクシー料金の支払い、地方自治体の有料サービスの支払いまでできるモバイル決済プラットフォームへと進化し、さらにタイムライン上への広告統合にも成功。日本でのトップであるLINEは収益の大部分はスタンプ販売からとなっている。AppAnnieのブログ全文はこちら(英語)。