もしあなたがスチームパンク愛好家なら、東京ゲームショウ2015のインディーゲームコーナーに試遊出展されている「STEAMVILLE」を見逃さないで下さい。見たら絶対に気に入ります。
この「STEAMVILLE」を開発しているのはポーランドの独立系ディベロッパーのTelehorseです。Telehorseは昨年の東京ゲームショウのインディーゲームコーナーでも第一弾タイトルであるスマートフォン向けスチームパンク謎解きゲーム「Steampunker」をプレイアブル出展していました（過去記事はこちら）。その後同タイトルの正式サービスを開始したところ予想外に日本からのダウンロードがあったそうで、一時は日本のApp Storeの人気ランキングの上位にランクインするほどだったとか（プレイレビューはこちら）。そこで今回の東京ゲームショウでは、出展に合わせてわざわざ日本語ナレーション付きのティザー動画やフライヤー、名刺などを用意し、ゲームも最初から日本語サポートを行っています。
このようにほぼ全てのテキストが日本語に翻訳されているので、英語が分からなくてもプレイに全く支障はありません。
本作は前作の「Steampunker」と同じ世界観・設定のアクションパズルゲームです。主人公の「ビンセント」が地球侵略のため宇宙からやってきたロボットを倒すため、電子爆弾や高圧電子機器（巨大テスラコイル）、ゲートや橋など町のギミックを上手く利用して戦います。ロボットはビンセントが近くに寄ってくると彼を襲おうとしますが、その習性（？）を上手く利用し、町を最適なルートで通り抜けてテスラコイルに誘導してショックを与えるのがコツです。どう動けばロボットをおびき寄せられるか？ロボットの近くに行くためにはどのゲートや橋を開ければいいのか？それを発動させるメカニズムは何か？などを探りながら町の中を歩き回るというのがゲームの流れで、アクションゲームではありますが前作と同様にパズルや謎解きの要素も含まれています。
本作の強みの一つは見ての通りの美しいスチームパンクなアートワークです。しかし前作が2Dグラフィックで基本横スクロールだったのに対し、本作はフル3Dの見下ろし視点となり、より空間の広がりや世界観を堪能できるようになりました。雲や雨粒、飛行船、ロボット、放電も全て動いており、ライトも発光しつつ点滅しています。ちなみに雲と飛行船は”いい感じにギミック発動の邪魔をする”というイジワル要素も持っています。
本作は2015年末までにiOS/Android向けにリリースされる予定で、現在PC上でプレイできるデモ版が公開されています。こちらも日本語でプレイ可能なので、東京ゲームショウに行けない！という方は是非以下より試してみて下さい。
STEAMVILLE ONLINE DEMO(Japanese) (※Firefox/Safari推奨）
http://steamvillegame.com/_demo/webplayer_jp/Steamville.html