やってみた コラム

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」

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「金繕い」(または「金継ぎ」)は、陶磁器の割れや欠け、ひびなどの破損を漆で接着して金などの金属粉で装飾する日本古来の修復技術です。この「Kintsukuroi」は、そんな「金繕い」をモチーフとしたシンプルなスマートフォン向けの3Dジグソーパズルゲームですが、意外なことに開発したのは海外のゲームクリエイター。これがなかなかセンスが良く、雰囲気ゲーとしても良作です。

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」
こちらがオープニング画面。割れた器の破片が少しずつ動くのがクール!

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」
レベル(ステージ)は全20種類あり、一つずつクリアしていくと次のレベルが開放されプレイできるようになります。

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」
一番最初はお皿。平べったいシンプルな形なのでわりと簡単にクリアできます。破片の形状と隣り合った柄に気を付けてジグソーパズルの要領でパーツをはめ込んでいけばOK。画面下に表示されている破片をはめ込みたい位置にドラッグし、正解だと「カチン」という陶器を弾いたような軽快な音がします。破片をタップすると角度を変えられるので「ピッタリはまりそうな場所がない!」という時は破片を様々な角度から見てみて下さい。またお題の陶器自体もグリグリ動かして角度を変えることができます。

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」
完成!「金繕い」がモチーフなので破片が全部組み合わさっても敢えて破片同士に隙間が残ります。それが器の新たな”味”になるんですよね。

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」
レベルは先へ進むごとに複雑な形状になったり、破片の数が多くなったりと難易度が上がっていきます。シンプルな形状だからといって簡単というわけではなく、「形はシンプルだけど柄が複雑で柄合わせが超大変」など、上手い具合に難易度のバランスが考えられています。

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」
中盤で一番難しいのがこの「イノシシの置物」。形も柄もめんどくさいうえに破片の数も多いという難問です。何度も破片や置物全体のモデルをグリグリ動かして確認しました。

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」
各レベルをクリアしていくと最初の選択画面に修復し終わった器のカラー画像が現れ、これ以後いつでも好きなレベルをプレイできるようになります。

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」
「ノーマルモード」以外に制限時間内でのクリアを目指すタイムアタックモードもプレイできます。

【やってみた】陶磁器の修復技法「金繕い」がモチーフのスマホ向け3Dジグソーパズルゲーム「Kintsukuroi」
この制限時間の設定がまた厳しく、ノーマルモードでは簡単にクリアできていたレベルが一気に難問になります。最初のうちは1分未満でクリアするのも難しいかもしれません。

全20レベルとカジュアルな内容ではありますが、和モダンを感じさせるスタイリッシュなUIとBGMも相まって非常にアート性の高いタイトルとなっています。今のところAndroid版しかリリースされていないのが残念なところ。ダウンロードは無料なのでAndroidユーザーは是非お試しあれ。

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