黒板メーカーの株式会社サカワと株式会社カヤックが、「スマホとプロジェクターで電子黒板と書画カメラの環境を作り出す新しい試み」をテーマとして、2015年7月発売予定のハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」を、5月20日(水)～22日(金)に東京ビッグサイトにて開催予定の「教育ITソリューションEXPO」にて発表する。
両社は、学校制度が始まって以来100年以上変化せずに教育現場で使用されている黒板について、アイデアと技術を組み合わせることで従来の板書の授業を活かしながらその新しい在り方を提案する「みらいのこくばんプロジェクト」に取り組んでおり、「Kocri」はそれを製品化したもの。黒板と電子黒板の長所を兼ね備えるハイブリッド黒板アプリで、現在も7月発売に向けて開発が進められている(アプリ販売想定価格5000円)。昨年、両社が同EXPOで発表したプロトタイプではPCと専用プロジェクターが必要だったが、今回発表する「Kocri」では、アプリを起動してApple TVを経由するだけでどのプロジェクターでも利用できる。なお、この技術は特許出願も行っているという。
「教育ITソリューションEXPO」の展示では、黒板、プロジェクター、AppleTVを設置し、実際に「Kocri」を使った授業のデモンストレーションを体験できるとのこと。なお、EXPO出展に伴い、(5月20日(水)～22日(金)の期間限定で「Kocri」アプリ(通常は有料販売)のプレゼントをするキャンペーンや、「Kocri 」の機材セット（アプリインストール済みのiPod toutchもしくはiPad、Apple TV）の1ヶ月間無料体験パックの提供も実施予定で、EXPO会場及び公式サイト上で申込みを受け付ける。
【「Kocri」主な機能】
スマホで、授業も先生もスマートに。
起動時間を待つ必要もなく、すぐに画像や動画といった教材を黒板に映せます。黒板の前にいなくても、教室のどこからでもスマホで投影を切り替えられます。
ポケットに入る「どこでも書画カメラ」
先生が生徒の机に行き、スマホカメラでノートを撮影すれば、即座にそれを黒板に映すことができます。
先週の黒板にすぐ戻れる。
授業前に用意した図形やグラフなどを一瞬で黒板に映せます。さらに、授業で使った素材はスマホに自動で保存され、日付から呼び出せるので、復習したい時にも便利です。
英語の構文も、大阪城も、瞬時に表示。
チョークで書くのが大変な長文、図形、難しい絵なども、全て片手で黒板に映して、スマートに授業を行えます。
生徒と同じノートを、黒板に。
ガイド機能を使えば、黒板が方眼紙や英語ノート、漢字ノートなど、様々な教科に適した黒板に変身。生徒と同じ気持ちで授業ができます。
文字、写真、動画、PDFを黒板に。
席替え表も、修学旅行の写真やビデオも、黒板に映してクラス全員で共有でき、皆の気持ちが一つになります。
教室が、ライブ会場になる。
スマホをカメラモードにして、生徒たちを黒板に映せば、教室がにぎやかに。教室にいる時間が楽しくなれば、学校での楽しい思い出も増えるでしょう。
【出展概要】
イベント名：第6回教育ITソリューションEXPO
会期： 2015年5月20日(水)～22日(金) 10:00～18:00
会場：東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1) http://www.bigsight.jp/
出展ブース：教育ハードウェアゾーン (東1ホール) 4-23