子供の頃、太陽光や照明の光を鏡で反射させてどこかを照らしたり誰かに目潰しを喰らわせる悪ふざけをしたことはありませんか？この「God of Light」はそんな子供時代の遊びを彷彿とさせる美しい3Dパズル（？）ゲームです。
「God of Light」の舞台は突然光が失われ闇に覆われてしまった世界。プレイヤーは各ステージで光を復活・増幅させて世界に光を取り戻すことを目指します。
ステージをクリアしていくごとに徐々に世界が明るくなり、このように美しい姿が蘇ります。これだけでもグラフィックのハイクオリティさが分かりますが、さらにサウンとやBGMもクールで幻想的な雰囲気を演出しており、雰囲気ゲーとしても楽しめるタイトルとなっています。
本作のジャンルは一応パズルゲームですが、パズルパネルを動かしたりつなげたり…といったものではなく、「光線を鏡で反射させてゴールまで届ける」というもの。暗闇で眠る光の神「シャイニー」を目覚めさせ、彼が放つ一筋の光を暗闇のどこかにあるゴールの「生命の源」まで届けて全体を照らすことを目指します。
ゴールに光線を届ければステージクリアになりますが、”点つなぎ”のようにステージ上に散らばっているクリスタルにも光線を当てて全てつなげると高得点になります。後半のステージをアンロックする際にもクリスタルが必要になってくるので可能な限り集めましょう。
これでクリア！一見「なんだこれ！」と思うとっ散らかり方でも必ず”一筆書き”できる解法があります。子供の頃にやった点つなぎ知育ゲームの感覚を思い出しそう。
終了すると最後に三つ星で評価されます。全てのクリスタルを集めると三つ星でハイスコアとなります。
なお、鏡自体を動かして光線の角度を変えることも可能です。最初は特に動かす必要はありませんが、ステージが進むごとに難解になっていくので、鏡の角度も重要なポイントとなってきます。
ただしちょっとでもずれると光線の通り道もずれてしまい全てがパーになってしまうので要注意。一箇所狂うと全部が狂うという悪夢のような状態になってしまいます。ずれまくって修復不可能になったら潔く最初からやり直すのもアリでしょう。
全ての鏡とクリスタルがつながりゴールまで届くと、光線の周りがぼんやりと発光し美しいフィールドが見えるようになるのが何気にステキ！
プレイのコツは、シャイニーをタップしたらドラッグで光の向きを変え、とりあえず暗闇の中を探ってフィールド上のどこに何があるか”アタリ”をつけることです。だいたいの位置関係が把握できればどう光線をつなげばいいのか何となく分かってきます。
クリスタルを飛ばしてもクリアすることはできますが、三つ星にはならずスコアも稼げません。やはりここはパーフェクトを狙いたいところ。
ステージが進むと、光を増幅するレンズ、分光するプリズム、光を蓄える蓄積器、光を吸収するブラックホールなど様々なギミックが登場し内容も複雑になっていきます。200円の有料アプリですがやりごたえもあり何よりグラフィックが美しいので値段分の価値は十分にあります。子供用の知育ゲーとしても良いかもしれません。