突然ですが、Angry Birdsシリーズのスマホ向けターン制RPG「Angry Birds Epic」をクリアしました。
The End
一応これまでにリリースされたAngry Birdsシリーズのタイトルは全てプレイしていますが、リリースから1ヶ月未満で全ステージをクリアしたのは本作が初めてです。しかし決してカジュアルな内容ではなく、敵の特性に合わせて装備や鳥の組み合わせを変える必要があったり、敢えて装備の組み合わせをダウングレードしなければ勝てない敵がいたり、戦闘中にポーション系アイテムが封じられたりと”RPG偏差値”がやたらと高いタイトルでした。さらにデイリークエストや特定の曜日でなければ入場できないダンジョン、友達の鳥を連れて行けるダンジョン、課金コインのガチャもあり、なんとなく日本のソーシャルRPGをリサーチしたような要素が盛り込まれているのも印象的でした。
初期のマップはこんな感じ。ストーリーは今までと同様「卵を盗まれた鳥vs卵を盗んだ豚」で、ゲームの舞台も引き続き「ピギーアイランド」です。引っぱりアクションやレーシングでの対決に続き、今回はファンタジーRPGの世界観のもと豚達と戦います。マップ上に様々なステージが設けられ、各所でボスを倒すことで次のエリアが開放されていくというシステムで、島の各エリアには草原っぽいところやビーチ、海、砂漠、森、竹林、雪山など様々な特色があり、それに合わせた扮装の豚達が敵として立ちはだかります。なお、現時点でのAngry Birdsシリーズで鳥や豚が何かを着ているのは本作のみ。その独創的（？）なコーディネイトも見どころの一つです。
…で、ある程度プレイして気付いたのですが、どうもこのAngry Birds Epicはパロディネタがてんこ盛りらしいのです。一番最初に気付いたのはこれ↓
拡大図↓
どう見てもマリオだろ
赤い帽子に口ひげ、キノコが生えた土管。間違いなくマリオ。まあ任天堂のマリオシリーズはもはや日本云々関係なく世界中の人々が知る存在だから確信犯的パロディと言えるでしょう。
キャラや装備、アイテムは長押しすると詳細情報が見られますが、このマリオっぽい豚の名前は「隊長」で必殺技は「なぐり」。文字通り土管でぶん殴るという豪快を絵に書いたような攻撃方法です。
本作はマップ上を進めば進むほど味方の鳥が開放されていくシステムになっており、途中から回復魔法が使える白魔導士系の「マチルダ」が登場します。
初期装備はこんな感じ。白い鳥だから体の色にちなんで白魔導士なんでしょうか？
で、装備を変更する着せ替え画面で発見！
拡大図↓
初期装備の「修道女」のフードに赤いギザギザが付いています。白地に赤いギザギザ…ってこれファイナルファンタジーの白魔導士だろ！しかもこのギザギザ、装着時にはアイテムに隠れて見えず、着せ替え画面でなければ分からないようになっています。なんて細かい隠しパロディなんでしょうか。
ちなみにマップ上の各エリアは初めこそ徒歩（？）移動ですが、後に船や飛行船で移動するエリアが登場し、ここら辺にもFFシリーズへのオマージュを感じます。絶対Rovio社内にFFファンがいる！
他の鳥の装備に関するパロディだと…
黒い爆弾鳥「ボム」に装着する攻撃用アイテム「レッドフィスト」がそのまんまアメコミ/映画「ヘルボーイ」の手。右と左が反対ですけどね。
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実際に装着して戦うとこんな感じ。見た目も相まってムチャクチャ強そうです。ボムは攻撃特化型の武闘家系キャラで、全体攻撃も可能なのでたくさんの敵を一度に倒したい時に重宝します。
あとこれは海外の友達に指摘されて知ったのですが…
三つ子の青い鳥「ブルース」の装備「スパイ」のデザインがジブリ映画「紅の豚」の主人公ポルコ・ロッソの私服。そういえば飛行艇の修理を依頼しに行く時に似たような帽子とコートを着用していたような…
中盤以降にこんな「パイロットピッグ」という敵も出てくるのですが、考えてみればこれも「紅の豚」のパロディかも。ジブリ映画はフィンランドでも非常に人気があるそうなので、やはりRovio社内にファンがいるのかもしれませんね。
映画のパロディならこれも忘れちゃいけない！
お前インディ・ジョーンズだろ
分かりやすい帽子と鞭に名前が「冒険家」。これは間違いない！
そして一番分かりやすいのはこれ！
闇の騎士！白熱ソード！
「Angry Birds Star Wars」シリーズだけでは飽き足らずこっちにまで出張してきたか！
ついでにこちらも。真ん中分け両サイドお団子で「プリンセス」ってどう見てもレイア姫だし。
これまでもアニメシリーズなどでちょいちょい様々なパロディをやっていたAngry Birdsですが、1つのタイトルにこれだけパロディネタが詰め込まれたのはこれが初めてでしょう。そもそもAngey Birdsって正式にライセンス契約をしてコラボ企画を行っている事例が多いですからね。
私も全種類の装備アイテムを集めたり敵に遭遇したわけではないので、もしかしたらもっと他にパロディネタがあるかもしれません。また他のシリーズと同様に今後のアップデートでコンテンツが追加されることも考えられます。皆さんも是非プレイしてどんなパロディネタがあるか探してみて下さい。