頓智ドット株式会社が、1月22日を以てスマートフォン向けAR(拡張現実)アプリ「セカイカメラ」の全サービスを終了すると発表した。
「セカイカメラ」はスマートフォンのカメラを通して周囲の景色にテキストや画像、音声などのデータを「エアタグ」として表示・共有できるARアプリ。日本のARアプリの先駆者とも言える存在で、Tech系メディア「TechCrunch」の2008年開催のイベント「TechCrunch 50」にて発表されて以来、日本だけでなく海外からも注目され、2009年9月にiOS版がリリースされた際は4日で10万ダウンロードを突破するなど大きな話題となった。
同社は今後セカイカメラの進化版である「tab」に注力していくとのこと。またセカイカメラのサービス終了後は、ユーザーアカウント及びエアタグなどは全て削除される。なお、エアタグデータはKML形式でエクスポートでき、KML形式をサポートしているGoogle Earthで表示させることができる。