業務用3DプリンタメーカーのStratasysが、個人向けデスクトップ3Dプリンタの販売や3DCGデータの共有・販売プラットフォーム「Thingiverse」の運営を手がける3DプリンタメーカーのMakerBotを4億300万ドルで買収した。
Stratasysは米ミネソタ州ミネアポリスに拠点を置く3D造形機(ラピッドプロトタイピング)及び3Dプリンタのメーカーで、業務用3Dプリンタ市場では50%のシェアを持つ主要企業。一方MakerBotもニューヨークに実店舗を持つ代表的な個人向け3Dプリンタメーカーの一つで、同社の3Dプリンタはアメリカだけでなく世界各国で販売・使用されている。また今年3月には3Dプリンタだけでなく3Dスキャナの開発・販売も行うと発表した。
今回の買収により、MakerBotはStratasys傘下の企業となるがブランドは今後も維持されるとのことで、サービスもこれまでと同様に続けられる。
現在、3Dプリンタ市場は合併や買収など業界再編が活発化しており、Stratasys自身も2012年4月にイスラエルの3DプリンタメーカーObjetと合併している。
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