株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)が、株式会社エイチアイと株式会社インタラクティブブレインズと共に次世代3D環境の開発及び環境構築・推進における協業体制を構築すると発表した。スマートフォンにて世界№1のクオリティとユーザ数を誇る3Dコンテンツの開発・提供を目指すとしている。尚、この協業体制の構築に合わせ、エイチアイは11月12 日開催の取締役会にてDeNAを割当先とする第三者割当により発行される株式の募集を行なうことについて決議しており、DeNAはこれを引き受けることによりエイチアイの発行済株式数の5.2%を取得すると共に、インタラクティブブレインズの発行済株式の一部も取得する予定だ。
3社は協業体制構築の目的として以下の3点を挙げている。
1.Web3D機能による次世代3D環境の構築と推進
・2011年にFlashベース、2012年にHTML5ベースの3D環境(開発・利用)を目指す。
・PC環境を皮切りにスマートフォン環境への展開を推進し、コンテンツプロバイダがワンソースでマルチデバイス開発が可能な環境を広げていく。
・様々なデバイスにおいて、ビジュアルと操作性を備えた最先端のユーザインターフェイスと美しい3Dグラフィックスを実現する。
2.3Dデータを活用した新世代ソーシャルアプリ環境の構築と推進
・SNSゲームの高機能化、3DゲームコンテンツプロバイダのSNSゲーム参入に適合する高機能かつ低コスト開発が可能な、次世代ソーシャルアプリ構築環境の実現と推進を図る。
3.グローバルな高品質アバターアイテム制作プロセスの構築と展開
・インタラクティブブレインズとエイチアイの生産体制とノウハウを元に、クオリティが高く、新規性に富んだアバターアイテム制作環境をグローバルに構築する。
この度の3社協業体制構築により、3Dコンテンツに関してアーキテクチャ設計から3Dソーシャルゲームエンジンの開発、ミドルウェアへの組み込み、ユーザへのサービス提供までを一気通貫で実現し、ユーザニーズをスピーディーに反映したコンテンツの提供が可能となる。3社の役割としては、DeNAはゲームプラットフォーム「モバゲータウン」の運営、エイチアイは3D活用プラットフォームとコンテンツプロバイダ向けの3D開発環境の提供、アバターアイテムの制作、インタラクティブブレインズはモーションアバターを代表とした各種サービス・コンテンツの企画・開発、アバターアイテムの制作を担っていく。
株式会社ディー・エヌ・エー
http://dena.jp
株式会社エイチアイ
http://www.hicorp.co.jp/
株式会社インタラクティブブレインズ
http://www.ibrains.co.jp/
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