CTアドバイザリ企業のGartnerが2010年度の新興技術に関するハイプサイクル表を発表した。
「ハイプサイクル」とは、新技術が生まれた際に起こる話題や評判の先行が、時間経過と共に実際の普及までどのように変化するかを示した表のこと。Gartnerでは毎年夏から秋にこのハイプサイクルを発表している。今年の表によれば、現在仮想世界はドン底部分に来ておりメインストリームに乗るには5~10年くらいかかるとのこと。一方、AR(拡張現実)と3Dプリンタを使用して3DCGから本物の造型物を作る3Dプリントは今まさに上昇中でピークまであと少しといったところだ。但しこちらも仮想世界と同様メインストリームまであと5~10年かかるとGartnerでは予測している。
Gartner's 2010 Hype Cycle
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1447613