キプロスに拠点を置くオンラインゲームディベロッパーのWinch Gate Propertyが、同社が提供するMMORPG「Ryzom」の全ソースコードを公開しオープンソースプロジェクトにすると発表した。
「Ryzom」は2004年よりサービスを行っているSF&ファンタジーな作風の3D・MMORPG。英語・ドイツ語・フランス語・ロシア語に対応しており主にヨーロッパのユーザーから高く評価されているタイトルで、2005年にはに「The Saga of Ryzom」という名称でリリースされ、2006年に現在の名称に変更された。SFとファンタジーを組み合わせた独特の世界観が特徴で、2005年にはMMO総合サイト「MMORPG.COM」の「Best Story」賞を受賞している。
今回のオープンソース化で公開されるのは、サーバーの全ソースコード及びユーザー向けのクライアント、アバターやオブジェクトなどのコンテンツ作成ツール、アニメーション、テクスチャなど空間を構成するほぼ全ての要素。今後ユーザーはこれらを利用して独自のゲームや仮想空間を構築できるようになる。