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消費者庁、「X-I World」(旧エクシングワールド)運営のビズインターナショナルに業務停止命令

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消費者庁、「X-I World」(旧エクシングワールド)運営のビズインターナショナルに業務停止命令

消費者庁が、3D仮想空間「X-I World」(旧エクシングワールド)の運営会社である株式会社ビズインターナショナルに対し特定商取引法違反を認定し、11月28日~2010年5月27日までの6ヶ月間、同社の連鎖販売取引に関する新規の勧誘や申込み受付及び契約締結などの業務を停止するよう命じた。消費者庁長官による初めての特定商取引法に基づく行政処分だという。

同社は仮想空間「X-I World(エクシングワールド)」でビジネスを行うことで収入が得られる、また同社と代理店契約を結び新たに代理店を勧誘すればボーナスが得られるとして“プレメンバー”を募集し、案内用DVDやIP電話などの「ビジネスキット」を約30万~40万円で販売していた。しかしそのプレメンバー勧誘の際、実際に利益が生じるとは限らないのに「10万人揃えば必ず儲かる」などと確実に利益が得られるかのように告げたり、社名や目的を明らかにしなかったり、クーリング・オフの説明をしなかったりといった特定商取引法違反行為があった。さらに、実際にはハイスペックのPCでなければ「X-I World」を操作できないにもかかわらず「Windows XPで動くパソコンなら動きます。」「どんな内容のパソコンでも大丈夫です。」などと虚偽の説明を行ったり、大手自動車メーカーや百貨店などの有名企業が参加していると、実際には参加していない企業の名前を挙げて勧誘を行っていた例もあったとのこと。
現在同社とプレメンバー契約を結んだ人は全国に2万6000人以上もおり、これまで国民生活センターに1000件以上もの苦情や相談が寄せられたという。今回の行政処分は消費者庁長官による初めての特定商取引法に基づく行政処分で、同庁ではビズインターナショナル社の連鎖販売取引の業務を遂行する上で重要な役割を果たしていた関連事業者として、株式会社I.D.Rとフレパー・ネットワークス株式会社の名も公表している。

消費者庁の発表はこちら
http://www.caa.go.jp/trade/pdf/091127kouhyou_1.pdf

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