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【ライブレポート】セカイカメラを使用したちょっとシュールな”AR路上ライブ”

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10月11日(日)の15:00より、原宿・代々木公園渋谷門付近にてAR(オーギュメンテッド・リアリティ:拡張現実)iPhoneアプリ「セカイカメラ」の機能である”エアタグ”を利用したちょっと不思議な路上ライブが開催された。

セカイカメラは、iPhoneのカメラを通して見た風景の上に”エアタグ”という位置と紐付いた情報を投稿・閲覧できるアプリ。エアタグはテキスト・画像・音声・動画など様々な形式が利用可能で、先週開催されたCEATEC JAPAN 2009でもセカイカメラとYAMAHAがコラボレートし、このエアタグを利用した各種デモンストレーションを行っていた。
さて、ライブ開始時刻に現場へ行ってみると……
【ライブレポート】セカイカメラを使用したちょっとシュールな”AR路上ライブ”
なにやらiPhoneを持った集団が…
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路上ライブを行っているのは、セカンドライフ内で海賊テーマSIM「GO GOing Ark」を運営したり、イベントを企画したり、現実世界でもイベントを企画したり、六本木のカレーハウス「フィヨルド」でカレーを作ったりととにかく八面六臂の活躍をしている酒井りゅうのすけさん。しかしこのライブ、りゅうのすけさんは口パク(当て振り)しているだけだし、観客はなぜか皆iPhoneの画面をのぞき込んでいるだけだし、ライブなのにまるっきり“無音”で傍から見ているとシュールなことこの上ない。実際に「何だろう?」という顔で横を通り過ぎる人続出だった。
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これはどういう仕組みかというと、セカイカメラの音声エアタグと実際のりゅうのすけさんを”重ねて”見るというもの。事前にレコーディングした楽曲データを音声エアタグとしてライブ場所に投稿し、ライブ当日に当て振りしている実際のりゅうのすけさんを見ながらセカイカメラを通して音声エアタグを聞くと、まるでリアルタイムでりゅうのすけさんが演奏して歌っているように見え、実際にライブを鑑賞しているような気分が味わえる。
今回はセカンドライフと現実世界の双方で活動しているバンド「柳」が楽曲を提供。新曲の「春翔~はるか~」など数曲がりゅうのすけさんによって“披露”された。ちなみにりゅうのすけさん自身はバンドなど音楽活動は全く行っていない。つまり、このように音声エアタグを利用すれば歌が歌えない人や楽器ができない人でも気軽にライブができるというわけだ。
【ライブレポート】セカイカメラを使用したちょっとシュールな”AR路上ライブ”
現場にはiPhoneユーザーを中心とした観客が15名ほど集まったが、ライブの様子は「決断ポトフ」でWeb上にストリーミングされ延べ120名以上もの人々が視聴し、コメントなどを書き込んでいた。
この日会場となった代々木公園は元々路上ライブが多く行われる場所。今回のようにセカイカメラの音声エアタグを利用すれば、その日ライブを行った場所に演奏データを投稿してプロモーション…なんてこともできるだろう(もしかしてもうやってる人がいるかも)。さらにフライヤー画像も一緒に投稿して…と考えると、まだまだセカイカメラの活用方法はたくさんありそうだ。
セカイカメラのダウンロードはこちらから
http://support.sekaicamera.com/download
酒井りゅうのすけ公式ブログ
http://kaizoku.slmame.com/
酒井りゅうのすけTwitter
http://twitter.com/Ryunosuke_
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