CTアドバイザリ企業のGartnerが2009年度の新興技術に関するハイプサイクル表を発表した。昨年のハイプサイクルでは仮想世界は「底」部分の一歩手前にあったが、今年はどうなっているだろうか?
↑こちらが今年のハイプサイクル。
「ハイプサイクル」とは、新技術が生まれた際に起こる話題や評判の先行が、時間経過と共に実際の普及までどのように変化するかを示した表のこと。この表によれば、どうやら仮想世界はまだ完全に「底」部分には来ていないらしく、同社ではメインストリームに乗るまであと2~5年くらいかかると予想している。尚、現在上り調子な分野にオーギュメンテッド・リアリティ(AR:拡張現実)と「3Dプリント」(3DCGデータから3Dプリンタでリアルの造型物を作ること)があるが、こちらはメインストリームまであと5~10年かかるとのこと。
Hype Cycle for Emerging Technologies, 2009
http://www.gartner.com/resources/169700/169747/gartners_hype_cycle_special__169747.pdf