8月2日、中国の広西省南寧にあるインターネット中毒更正キャンプにて、16歳の少年が指導官3人に殴られて死亡する事件が発生した。
中国国営英字新聞のGlobal Timesが伝えるところによれば、少年の両親は息子のインターネット中毒を治そうと7000元(約10万円)の料金を支払い少年を1ヵ月の”ブートキャンプ”に参加させた。その際、指導官は体罰は絶対に使用しないと約束したそうだが、少年はキャンプに参加してすぐに独房に閉じ込められ「走るのが遅い」という理由から指導官3人に寄ってたかって死ぬまで殴られた。残された少年の父親は「息子は心身共に健康そのもので犯罪者ではなかった。ただちょっとインターネット中毒気味だっただけだ。私たちは一人息子が殴り殺されたなんてとても受け入れることができない。」と語っているという。
既にこの指導官3人は傷害致死で逮捕されているが、少年の両親はこの指導官達に厳罰を以て対処するよう自治体に求め、現在座り込みの抗議活動を行っているという。
Global Timesの記事はこちら
http://china.globaltimes.cn/society/2009-08/453958.html
ウォールストリートジャーナルの記事はこちら
http://blogs.wsj.com/chinajournal/2009/08/04/when-internet-addiction-turns-deadly/