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「携帯通話しながらの道路横断は危険」 米アラバマ大学がVR実験

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「携帯通話しながらの道路横断は危険」 米アラバマ大学がVR実験
アメリカのアラバマ大学バーミンガム校が、小学生を対象に仮想現実(VR)ソフトウェアを利用した実証実験を行い、「携帯電話で話しながら道路を横断する子供は車に轢かれやすい」という調査結果を発表した。


同大学では、道路上を様々な種類の自動車が走る仮想空間の映像を実際のバーミンガム周辺の景色に重ねて3面スクリーンに映し出した装置を用い、10~11歳の子供77人を対象に「実際に携帯電話で話しながら歩く」実証実験を行った。実験は「携帯電話を持たない」状態で6回、「面識のない実験助手と通話しながら」の状態で6回、それぞれ仮想交差点を渡るという内容で、子供たちには「安全が確認できたら渡るよう」指示。その結果、携帯電話で通話中は道路を渡り始めるまでに20%長く時間がかかったほか、子供の約43%が車に衝突したり、衝突まで至らなくても轢かれる寸前の「危機一髪」の状態になったという。
また道路を横断する前に左右の安全確認をする回数も20%減り、近づいてくる車の前方を安全に横断するための確認の回数も8%少なかったという。この実験結果には、子供たちの携帯電話の使用経験や個人の性格は影響していないとのこと。
大学の発表及び実験中の動画はこちら
http://main.uab.edu/Sites/MediaRelations/articles/57667/

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