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Googleストリートビューで誘拐事件解決 アメリカ・ルイジアナ州で

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アメリカ・バージニア州で発生した誘拐事件の捜査にGoogle Mapのストリートビュー機能が利用され、見事事件が解決したという”事例”が生まれた。プライバシー保護の問題から非難の対象になることも多いストリートビューが、実際に社会の役に立った大変珍しい例だ。

誘拐事件は、自分の孫娘に会うことを法的に禁じられていた52歳の女性が無理やりその孫娘を誘拐し、彼女の実の母親がいるルイジアナ州に連れていこうとしたもの。彼女の合法的な保護者からの通報を受けた警察は、孫娘が携帯電話を持っていたことに着目。バージニア州では2005年より、警察に要求された場合は電話会社は携帯電話の所持者の位置情報を100m以下の範囲まで提供しなければならないと条例で定められている。そこで警官のTodd Neale氏は孫娘の位置情報を電話会社から入手し、彼女らがバージニア州のある交差点から約90m以内の範囲にいることを突き止め、共同捜査していた消防副隊長のThomas V. Lozier氏にそのことを連絡した。
しかし運悪くTodd Neale氏もThomas V. Lozier氏もその時はマサチューセッツ州におり、すぐに現場に駆けつけることが不可能。そこで彼らはインターネットでGoogle Mapにアクセスしストリートビューでその交差点付近を”見回した”。そして彼女らがいると思われるモーテルを特定し、バージニア州警察に連絡。孫娘は無事に保護されたという。

事件の詳細と実際のモーテルの画像はこちら(WebProNews)

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