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【イベントレポート】犯罪捜査にも活用!?第16回産業用バーチャルリアリティ展レポート(1)

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【イベントレポート】犯罪捜査にも活用!?第16回産業用バーチャルリアリティ展レポート
6月25~27日に東京ビックサイトで開催された第16回産業用バーチャルリアリティ展では、3Dをより臨場感を持って体験できるデバイスが多く展示されている。

セカンドライフなど、現在サービスを行っているバーチャルワールドは基本的にPCのマウスやキーボードで操作することが当たり前になっているが、3Dコンテンツを扱う上で「操作性」の課題は以前から指摘されている。今回の展示会は「産業用」ということで、価格や大きさなどコンシューマー向きでないものがほとんどだが、今後、3Dコンテンツをより効果的に扱えるものとして、注目すべきものも多い。
ここでは会場で見かけた気になる展示を紹介したい。
■オンラインで空間を共有
コンシューマー向けにサービスされているバーチャルワールドと同様に、複数人が同じ仮想空間にアクセスしてコラボレーションするための企業向けシステムがいくつか見られた。各社とも3D仮想空間のインフラ提供やリアルのインタフェースとの統合サービスに主眼が置かれており、その上で構築するサービスは個別に構築する形になる。ちょうど、カスタマイズ可能なオープンソースのバーチャルワールドプラットフォームである「OpenSim」に似た用途だ。
○「だるまさんがころんだ!」
ソリッドレイ研究所が展示していた「オメガスペース」では活用例として実際に「だるまさんがころんだ」を会場の参加者で遊ぶ展示がされていた。同社ではこのシステムを「バーチャルワールド」ではなく、「ネットワークVR」と呼ばれている。
【イベントレポート】犯罪捜査にも活用!?第16回産業用バーチャルリアリティ展レポート
○仮想オフィスシステム
OKI研究開発部ヒューマンコミュニケーションラボラトリと三徳商事が展示していたのは「仮想オフィスシステム」仮想空間内での打ち合わせはもちろんのこと、ワークスタイル全般を支援することを主眼に置いている。オフィスレイアウトの検討などには、手元の模型を操作することで、実際のレイアウトの様子を仮想空間内で確認することができた。
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オフィスレイアウトは手元の模型で変更できる。
【イベントレポート】犯罪捜査にも活用!?第16回産業用バーチャルリアリティ展レポート
「島」状のスタンダードなレイアウトから、
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こんな前衛的なオフィスレイアウトも可能。
その他、ネットディメンション社では野村総合研究所が取り組む3D空間を利用した教育システム「3D-IES」の展示などがあった。
【レポート(2)】に続く

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