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【VWCE2008レポート】東京ZERO番地でリアル店舗とセカンドライフを繋げる

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海外からのゲストスピーカー2名に続き、セカンドライフ内でSIM群「東京ZERO番地」を運営する株式会社SUN の代表取締役社長である奥井宏太朗氏が登壇し、現在同社がセカンドライフ内で取り組んでいる新たな試みについて説明した。

【VWCE2008レポート】東京ZERO番地でリアル店舗とセカンドライフを繋げる
同社が運営する「東京ZERO番地」は、実店舗やオンラインショップが出店しリアル商品のショッピングが楽しめる「ショッピングゾーン」と映像コンテンツが楽しめる「エンターテイメントゾーン」、アバター用のアイテムが買える「バーチャルゾーン」、ゲームがプレイできる「ゲームゾーン」の4種類のゾーンから成る多目的SIM。特に中核となっているのはショッピングゾーンで、出店申し込みは1800店舗を突破。現在の出店数も既に700店舗あり、奥井氏曰く「初めて成功してきている仮想商店街」なのだという。
出店している店舗の分布は、服飾関係と飲食関係が最も多くどちらも全体の35%、次いでITグッズが30%とのこと。
【VWCE2008レポート】東京ZERO番地でリアル店舗とセカンドライフを繋げる
また同社ではこの流れを後押しする形でセカンドライフの携帯ビューアをリリースし、フリーマガジン「LIFE3(ライフキューブ)」も発行している。つまり、東京ZERO番地に出店すれば、セカンドライフとフリーマガジン、携帯に一度に露出できるというわけだ。奥井氏はこれらの動きを「1998年に楽天モールが立ち上がった頃の伸びに似ている」と解説した。尚、携帯ビューアは9月末までにバージョンアップ予定で、6月中旬にはPCブラウザビューアもリリースされる予定とのこと。
奥井氏は「今までのECショップはネットで待つだけだった。しかし仮想世界ならお客様とアバターを介してコミュニケーションができる。今後もセカンドライフの『使いやすさ』と『ビジネス』を繋げていきたい」と抱負を語った。
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